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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

Self-educating buyersという言葉を聞いたことはありますでしょうか?

おはようございます。 Self-educating buyersという言葉を聞いたことはありますでしょうか? 米国のマーケティングエージェンシーのファンダーであるTom Martinが、「今の時代はお客さんを教育し、説得する時代ではなく、お客さん側が購買前に自らを教育し、…

『考える練習をしよう』

MEDIOLOGIC.COM/UNLEARNING で紹介する最初の一冊はこの本です。 まずはUNLEARNINGというテーマで始めているので、考える、ということに関する本を何冊か上げていきたいと思います。 とりわけこの本は全ての人に読んで欲しい。

米国では、昨年、モバイル広告がPCインターネット広告を抜いたらしい。

情報源: Seeing more ads on your phone? Mobile ad revenue spikes - CNET CNETの記事(写真も)より。 ※同記事の元ネタである、IAB/PwCによるレポートはこちら。 → 2014 Internet Advertising Revenue Full-Year Report 526k → View the webinar → webina…

フリークアウト急反落!のニュースから、今後のDSPやSSPやネイティブ広告についての方向をちょっとだけ考えてみた。

今週火曜日に次のようなニュースが出まして。 →フリークアウトが急反落、15年9月期利益予想の下方修正を嫌気(Yahooニュース/サーチナ) これを受けて、色々なところで色んな憶測が書かれていましたね。例えば、ITビジネス評論家として知られる大元隆志…

世界の広告費を比較できる、データ好きにはたまらないツールの紹介(と、そこから考えなければならないこと

今の世界の広告費がどのようなランキングになっているのか? 例えばアジア圏だけで比較すると? などといったことがわかるツールを eMarketerが提供している。 → Worldwide Ad Spending | eMarketer. 22カ国に限られるものの、このツールを使えば、例えば日…

コンビニドーナツ戦争から考える、パッケージの重要性

しばらく前のエントリーでも書いた("競争は価格だけで起こっているのではない。消費者が買うのは「商品」では、ない。"が、コンビニ界隈でドーナツ戦争が巻き起こってるのは知られているだろう。すでに食べてみた人も少なくないかもしれない。 非常にニュ…

“インバウンドマーケティング”を“売る”時代は終わっている。

インバウンドマーケティングやHubSpotというものを売ってきた自分だからこそ、今このタイミングで言いたいことを書いてみます。 また、シンフォニーマーケティングの庭山さんにもありがたい薫陶を受けたのですが、日本語化されていないHubSpotのようなSaaS型…

競争は価格だけで起こっているのではない。消費者が買うのは「商品」では、ない。

セブン-イレブンが、コーヒーに続き、ドーナツ市場に参入して以降、他のコンビニ各社も追随するように同様の動きをしている。この流れに対して大きな痛手を受けるのが大手である「ミスタードーナツ」ではないかと思われている。実際、コンビニ各社の商品は”…

新しいメディアが出てきた時に、既存メディアとの対立構造で描くのは正しいのか

相変わらずこの辺りの議論は業界関係者で熱いです。 そう、Netflix vs. テレビ(民放)の議論。 この話って、対立構造でみんな描きたがるんだなぁ。しかも大体がテレビ(民放)側の話って、首都圏の話が無意識に前提になってるし。 新しいメディアが出てきた…

Perfume(とそのチーム)は、ポップアーティストの文脈ではなく、メディアアーティストの文脈で見るべきかも

これみるためだけにSXSW行きたかったな。 クリエイティブやデジタル業界の人には一番熱いイベントである、「SXSW」にPerfumeが初出演。 当日は生中継もされていたらしい(つまり見逃した) 1ヶ月限定でPerfumeオフィシャルYouTubeチャンネルにて生中継された…

Media Extensionという言葉の真意を正しく言うなら、Media Juggling と名づけたい

テレビ&スマホ 2画面視聴時代、マーケッターはマインドセットを改めよ - ライブドアニュース. I still feel weird the new jargon, "Media Extension," coined by Hakuhodo. I totally agree that users are not consuming one single media in their infor…

既存のテレビはGrowth Hackできないが、NetflixはGrowth Hackができる。そこに注目したい。

※以下の図は、NSCREENMEDIAの記事より。 業界内では、Netflixがやってくるということで、Huluが日本上陸してきたときよりも話題です。多分。 動画配信の黒船、米Netflixが日本上陸 低料金で、映画やテレビ番組見放題 議論の多くは、「Netflixはテレビ局にと…

スマートニュースがウェアラブルの世界に一歩踏み出た 〜 Googleアプリの「Nowサードパーティープラットフォーム」にスマートニュースが対応

こういうニュースが本日出ました。 スマートニュース、Googleアプリの「Nowサードパーティープラットフォーム」に対応 | スマートニュース株式会社. Google Nowは、Androidの利用者でもどれぐらい使ってるかどうかはわかりませんが、手のひらにPush型のパー…

グローバル化ネタ:「今日のミーティングって、スーツでネクタイがいいのか?」って、外国からのビジネス訪問客に聞かれるということ。

仕事柄、国外からのビジネス訪問客と接する機会がしばしばある。 訪問先に行く前に彼らに聞かれる質問としてよくあるのが、 「ノリ、今日のミーティングって、スーツでネクタイがいいのか?」 といったこと。 初対面でのpresentationの中には見た目も含まれ…

新たなゲスト体験を産む、SPGの「ホテルの鍵 2.0」が素晴らしい。

久々の投稿です。 今日はこちらのニュースから。 Room Key 2.0 – Key Card Optional 「SPG」から「Room Key 2.0」というリリースが本日出ました。 海外でも国内でも、泊まるホテルは大体がこのスターウッドグループのところに決まってきているのですが、そ…

広告という外来生物が、どう環境に適用し変容していくのかの道。それがネイティブ広告。

※この文章は難解めに書いているので、こういう文面が苦手な人は読むことをおすすめしません。その場合は一番下のリンク先を真っ先にお読みください。 箱根湯本にある、神奈川県立生命の星・地球博物館にて、「特別展 どうする?どうなる!外来生物」という企…

ネットマーケティング検定の問題と回答が気になります、その2

さて、前投稿につづきまして、同じく「ネットマーケティング検定」の体験版の問題より。 問題 次の【事例】を読み、【問題】に答えよ。 【事例】 ある自動車メーカーX社は、昨今の若者の自動車離れに歯止めをかけるべく、画面上で日本各地をドライブできる…

ネットマーケティング検定の問題と回答が気になります。その1

ネットマーケティング業界でもあまり知られていないだろう検定に、 ネットマーケティング検定 というのがありまして、運営しているのは株式会社サーティファイという”資格検定屋さん”です。その中の、 Web利用・技術認定委員会 が主催になってる検定の一つが…

広告の世界にいるとハッカソンは理解し難い。そのシンプルな理由。

未知の体験は広告では伝わらない--「ハッカソン」が注目される理由(前編) ハッカソンの話を聞くたび、「ペタろう」や「TRUNK」などのプロジェクトを思い出す。 ”広告(業界)”の仕事としてやると、必ず「集客は広告で」と なってしまう案件が多いけれども…

横文字拒否症は、学ぶ機会を捨ててるだけ

例えばマーケティングの世界で新しい言葉が出てきたとして、それが自分の中ですっと消化できないからといって、その言葉が無意味であるかのようなことをいう人って、そもそも「学ぶ」ってことをどう考えてるのか不思議である。そもそも自分にとっての新しい…

成田エクスプレスのチケットレス乗車はめちゃくちゃ便利なのでオススメしたい。

今、成田空港です。ボストンに向かいます。 さて、今回はじめて、JR東日本が一部で展開する、チケットレス乗車を試してみました。 成田エクスプレスに乗ると、こんなステッカーが貼ってありますが、これがすごく便利。 例えば私鉄沿線からJR沿線へは、SUICA…

インバウンドマーケティング狂騒曲、その三。戦略PR業界から「学ぶ」もの。

某戦略PR会社にみる「日本流インバウンドマーケティング」三度

日本の戦略PR界隈が面白いのと出版PRと、真面目に学びたい人のためのおまけ。

戦略PRという言葉の雄でもあったインテグレートの藤田さんが、転向をしたのか、あるいは「戦略PR」という言葉を使ってビジネスをしていくが厳しくなったのかはよくわかりませんが、アドタイに上記のような文章を書いてますね。 近々『リアルマーケティング』…

いくつ聴いたことある? E-girlsによるRYDEENのカバーから遡る、YMO/RYDEENの愛され歴史。

ある意味おそろしいカバーで登場した、E-girlsのRYDEENがそこかしこで話題です。 歌詞が中途半端な韓流風でイラって来そうなのを除けば、RYDEEN誕生以降の歴史はカバーだったりリミックスだったりの世界なので、これはこれでアリなんじゃないかなあ、と(※ち…

日経のCMはどうして若者を低く見積もるのか?

日経の「田中電子版」に思うこと。 このCMです。 日経はこれまでも「無知な若者に経済を教えてやろう」というフレームで広告してきた。今回が違うのは、これまでと比べてコミカルな路線になってるということ。 ただやはり、わかってない若者というステレオタ…

いわゆる創作物における”共同制作”って?~ それは”共同制作”とは言いません問題

from 大河銀四郎的世界 皆さん申し訳ありません。 いままで、このブログに書いてきたことも、各種媒体に寄稿してきた記事も、Twitterでのツイートも、Facebookでの投稿に至るまでゴーストライターによるものです。 『次世代コミュニケーションプランニング』…

ソチ五輪は、スキーのスロープスタイルとハーフパイプの選手への応援もぜひお願いします!

今回のソチ五輪が僕にとって特別なのは、今回から種目となったスキーのスロープスタイル及びハーフパイプに旧友・白川大助のところから選手が出ていることにある。 五輪戦士送り出す家 高尾・津田選手に「楽しんでこい」 : 挑む ソチヘ : 企画・連載 : 群馬 …

アドボケイツとアンバサダー: マーケティングやPR業界関係者なら、知っておきたいその違い。

山本一郎氏につっこまれ、火中の栗を拾うのが得意な徳力くんが、しっかり今朝拾ってます。 あ、僕は友人だろうが後輩だろうが先輩だろうが、やはりそれ間違ってんじゃないの?と思うことにはちゃんと突っ込みますし、正しいと思うことについては両手で賛同し…

海外に出て活躍することが、本当に日本人がグローバルに活躍するということなのだろうか?

グローバルで活躍する日本人マーケターを育成しよう!というスローガンほど、ガラパゴスなものはない。そう2−3年前から思い始めていた。 すでに日本は世界と接続しているし、見えてないだけかもしれないが、すでに活躍している日本人は多くいる。 上記のよう…

いい話。でもこれはGoogleっぽくないな。

えーと。 もう6日ですが、あけましておめでとうございます。以上。 と、新年のあいさつは短めにさせていただきまして。 さて、宣伝会議はブレーンに掲載されたこの記事。 GoogleのAPACのCCO - 真ん中の"C"はこの場合は Creative です - のお話です。 グーグ…