こういうニュースが本日出ました。
スマートニュース、Googleアプリの「Nowサードパーティープラットフォーム」に対応 | スマートニュース株式会社.
Google Nowは、Androidの利用者でもどれぐらい使ってるかどうかはわかりませんが、手のひらにPush型のパーソナライズされた情報が届く、非常に便利なツールです。
Googleで、できること: Google Now Introducing Google Now - YouTube 第31回 「Google Now」で何ができる? (1/2) - ITmedia
よくiOSのSiriと比較されているのを見かけますが、それは音声検索の部分であって、Google Nowに匹敵するものといえばiOSでは「通知」でしょうか。でも実際のところは、Google Nowはニュースでも天気予報でも、交通遅延、Gmailと連動した各種機能(荷物の配送確認メールと連携etc)などなど、なぜ起動時の初期画面がこれでないのか?と思うぐらい便利なツールです。
※Google NowのiOS版として「Googleアプリ」に埋め込まれている。
Googke Nowには「Now カード」という概念があって、以下の画像のように一つ一つのフィードされたコンテンツを表示する領域のことを指します。
こう見ると、Google NowはRSSフィードの一つに見えるのですが、ええほとんど同じです。
でも、
- リアルタイム性が高い
- RSSがリーダーなどで読むPull的な位置づけだったのに対し、Google NowのカードはPush的、ビジュアライズされたUI
- パーソナライズされた情報
- フィードされるのは様々な情報(ブログコンテンツのようなものだけではなく、GmailやFitなどとも連携)
といった点がRSSリーダーとは違うポイントで、使いだせば非常に便利なツールです。
今回は、他40社と同じタイミングでのスマートニュースのリリースですが、私はこれを、「ウェアラブル」への一歩前進と見ています。
LG G WatchなどのAndroid Wearには、Androidスマフォとの連携機能がついており、スマフォを開かなくてもいろいろな情報を通知してくれます。
電話やメールの着信だけでなく、Google Nowのカードの情報も表示してくれることもあり、最新の天気予報や電車の遅延情報などもスマフォの画面ではなく、時計の方の画面上で見ることができるようになってるのです。
実際、先月から LG G Watch を Nexus 6 に連携して使ってみてるのですが、時計側に表示されると、スマフォに見に行くべき情報かどうかの選択も可能になるんですよね。
PCからスマフォに情報行動が変わってきていて、「半径30cmにあるメディア」としてスマフォが注目されていますが、Android Wear や発表間近と言われる Apple Watch などを実際試してみると、「半径30cm」どころが、「密着型」のウェアラブルデバイスの時代がすぐ来そうなことが実感できます。
ウェアラブルデバイスは、それ単体のものが普及するというよりも、スマフォとの連動あたりがスィートスポットなのかな、と。
スマートニュースのニュースが、手腕の上に届くというのは非常に便利だと思うし、きっとそういったところを気づいたんじゃないかなと思いますよ、同社。
Android WearはAmazonだと以下から購入できるようです。
photo credit: <a href="http://www.flickr.com/photos/30364433@N05/14865042019">Android Wear Smartwatch: Samsung Gear Live</a> via <a href="http://photopin.com">photopin</a> <a href="https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/">(license)</a>