mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

いくつ聴いたことある? E-girlsによるRYDEENのカバーから遡る、YMO/RYDEENの愛され歴史。


ある意味おそろしいカバーで登場した、E-girlsのRYDEENがそこかしこで話題です。

歌詞が中途半端な韓流風でイラって来そうなのを除けば、RYDEEN誕生以降の歴史はカバーだったりリミックスだったりの世界なので、これはこれでアリなんじゃないかなあ、と(※ちなみに本文とは全く関係ないですが韓国でNo1は誰がなんといおうと 이효리 です)

※ RYDEENの誕生秘話などについてはWikipediaをどうぞ

ではちょっとそのRYDEENがどれだけ愛されてきた楽曲かを見ていきましょう。まずは「空手バカボン」によるカバーから。

「空手バカボン」はおーつきモヨコ(大槻ケンヂ)、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ハヤブサのユウ(内田雄一郎)によるプロジェクトで、インディーズの中でも特に人気の高い存在だった。彼らがカバーした歌詞付きのRYDEENが『来るべき世界』で、1988年にリリースされたこのユニットの代表作である。

空手バカボン / 来るべき世界

 

空手バカボン ナゴムコレクション
空手バカボン ナゴムレコード (2005-08-24) 売り上げランキング: 44,338

ちなみに残念ながら版権などの関係で『来るべき世界』はこのアルバムに含まれていない。

歌詞付きカバーといえば、元セブンティーンクラブ(といっても懐かしむのは40歳以上。ちなみにおニャン子クラブに入る前の工藤静香含む3名のアイドルユニット)の森丘祥子がアルバム『夢で逢えたら』で歌ったRYDEENも(一部で)有名。なぜならピチカート・ファイヴの小西康陽が作詞だったので。

残念ながら YouTube では削除されたようで見つからず。

夢で逢えたら
夢で逢えたら
posted with amazlet at 14.03.11
森丘祥子 ダブリューイーエー・ジャパン (1991-09-25) 売り上げランキング: 138,643

 

Logic Systemとは、「4人目のYMO」と呼ばれる一方で『電子戦隊デンジマン』の楽曲まで担当していた松武秀樹と入江純によるプロジェクトで、91年にリリースした『To・Gen・Kyo』の中に、RYDEENのLogic System版が収められている。オリジナルと比べ、アジアンテイストかつアンニュイな雰囲気漂うバージョンで、個人的にはRYDEENのカバーの中でもっとも秀逸なものの一つと思っている。

Logic System / Rydeen

 

To Gen Kyo±1(紙ジャケット仕様)
Logic System Sony Music Direct (2003-08-06) 売り上げランキング: 370,469

 

他にも amin wu による中国語バージョンや、

<

monobrightによる、Dick Dale & His Del Tones の"Misirlou"から〜の"RYDEEN"

などなど。

でも個人的にイチオシは、Senor CoconutのRYDEEN

Senor Coconut / RYDEEN

高橋幸宏の鼻歌から坂本教授が作ったと言われるRYDEENですが、Senor Coconutバージョンは、細野晴臣/マーチン・デニーを彷彿とさせる名カバーではないかと思います。

 

プレイズYMO(初回限定生産)
セニョール・ココナッツ・アンド・ヒズ・オーケストラ 細野晴臣 コンスタンツァ・マルティネス ダンディー・ジャック テイ・トウワ アクフェン 高橋幸宏 BounDEE by SSNW (2006-04-26) 売り上げランキング: 28,884

 

 

クワイエット・ヴィレッジ
マーティン・デニー MSI (2005-05-25) 売り上げランキング: 421,207

 

あとこれも挙げておくべきでしょうね。YMOメンバー自身によるカバーとも言うべき、HASYMO名義のRydeen 79//07。

HASYMO / Rydeen 79/09

そしてこちら、オリジナルバージョンもどうぞ。シングル版のジャケットが強力すぎてたまりませんw

おっと、そういえばCMにも度々使われてましたので、そちらもおまけにどうぞ。

キリンラガービール
ポッキー

ほんとRYDEEN関係を拾うとキリがありません。カバーもREMIXもめちゃくちゃあるので、上記もごく一部です。

締めは、坂本教授の直系弟子 TOWA TEI のREMIXで〆ますか。