3Dテレビが夏商戦に投入されたが、、、これはテレビの命を、復活、ないしは延命させるものではないような気がする。
僕の視点では、テレビはこれまで3つの時代を経てきた。
1)街頭テレビ時代 2)居間テレビ時代 3)個テレビ時代
そして現在、ワンセグだなんだでよりマイクロ視聴に。
この流れで、結果、テレビ受像機の前にいる人数が減った。 だからテレビが弱くなって見える。
3Dになったからといってそれが再び人々を結びつける要素にならないだろう。 むしろメガネを掛けあって、余計に、同じ受像機の前にいたとしても、それぞれが isolated な視聴状況に陥る気がする。
あらゆるメディアがソーシャル化する中、テレビにとってもソーシャル化が必要な流れだと思う。
ちなみに、私流のソーシャル化の定義、だが、単に「人と人がつながる」だけでなく「(WEB)サービスと(WEB)サービスがつながる」ことも含む。
テレビのパワーは、ある番組の同時間における、共有体験にある。 これを復活させるにはソーシャル化によるオーディエンス間のつながりづくりしかない。これまで「お茶の間」という言葉で誤魔化していたが、そもそも崩壊している「お茶の間」をネタにするのはそろそろやめて、物理的地理的条件を超えた人々、しかし同じ番組をみている人をつなぐ仕組み(=ソーシャル化)を進めていくべきだ。しかも、WEBサービスは TV widget によって、つながりやすくなっている。
TV widget はテレビのソーシャル化をすすめるためのツール。これをもっとテレビに仕込んでいかないと、その共有体験ができない。
TV widget を導入したテレビでよく使われる connected TV は必ずしも、TVがネットにコネクティッドなだけでなく、人々もコネクティッドだし、各種WEBサービスともコネクティッドになる。