社会活動(キャンペーン)への署名活動を支援するサイト Change.org にて、昨今の広告忌避の流れをくむ運動として、「Acceptable Ads Manifest0 受けいられる広告への宣言文」というのがスタートしています。
(※disclosure: 私はこの宣言文にorganisationとして参加しているSharethroughのメンバーの一人です)
これ、アドブロッカーが出てきてより顕在化してきてますが、日本でも某省庁がネット広告に目を光らせてることも含めて、昨今の(特に)ネット広告の状況というのは”社会問題”なわけです。だからこのような社会活動としていわゆる本来の意味での「キャンペーン」が展開され始めています。
まだ自覚のない日本のネット広告関係者は多数いると思いますが、本件は対岸の家事ではありません。
とりあえず、まず以下の文章をお読みください。
Acceptable Ads 宣言運動の公式ページはこちら。
この公式ページ及びCampaign.orgにある宣言文の主旨を日本語訳すると次のようになります。
インターネットをみんなにとってもっとよりより場所にしたい〜不快な広告を取り除くことで。 もちろん、広告というのは、無料でウェブサイトを持てたり優れたコンテンツに触れることができるという経済におけるエンジンのようなものだと我々は理解している。しかし、クリック率は低下し続け、多くのネット広告は残念なことに不快なものと化し、そして振り向いてもらうために自暴自棄になったかのように目立たせようとイライラするものとなってしまっている。それに対し、億単位のユーザー・消費者が「広告ブロッカー」をインストール手段で応え、結果としてクリック率の低下を余計に招いている。この悪循環が続いているのだ。 我々はこの悪循環を変えようと思っている。我々は本質的には広告は嫌いではないだろう。しかしながら目立ちたがりでチカチカするような広告、コンテンツをひどく覆い隠してしまような広告など誰も望んではない。そこで我々は、いい和解案を出したい。それを「受け入れ可能な広告 Acceptable Ads」と呼ぶ。 以下が我々の宣言文だ。 受け入れ可能な広告とは、人を苛立たせない広告のことだ。 受け入れ可能な広告とは、今から読もうとしているコンテンツに横槍を入れたり歪めたりするようなものではない広告のことだ。 受け入れ可能な広告とは、それが広告であるということが透明性を持って我々に示されている広告のことだ。 受け入れ可能な広告とは、我々に対して大声で叫ぶようなことをしなくとも効果のある広告のことだ。 受け入れ可能な広告とは、我々が見ている・利用してるサイトに対して適切な広告のことだ。 我々は、広告主、その広告代理店、ネット広告のネットワーク、パブリッシャーが一緒になり、この「受け入れ可能な広告」というガイドラインを進めていくことができると信じている。ぜひ一緒にみんなでインターネットをよりよい場所にしましょう!
もし、上記宣言文について賛同されるという方は、ぜひ Change.org から署名活動に参加して欲しいと思う。
目標の署名活動は15000人。日本時間11/4 0:00am段階であと4700人ほど足りません。
署名ページはこちらからどうぞ。
より詳しい宣言文の説明を読みたいなら、公式ページへ。