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メディアと広告とマーケティングと。

ホット&クール

AIを使って、白黒映像をカラー化している Pearbook 名義の動画の中から、沖縄戦の映像が話題に。

 

 

白黒映像と比べて、カラーになったほうがリアリティが増すのはなぜか。

 

その昔、マーシャル・マクルーハンは、「ホット&クール」という言葉を使ってメディアを説明した。

 

ホットなメディアとは、”単一の感覚を高精細度で拡張する”メディアであり、

クールなメディアとは、”低精細度”なメディアである。

 

言い換えれば、”高精細度なメディア”とはデータが十分に満たされ、提供されているメディアであり、”低精細度なメディア”とは与えられている情報が乏しく、そのメディアの受容者がその情報を補完しなければいけないようなメディアを指す。*1

 

このマクルーハニズムに立てば、モノクロの映像は”低精細度”な映像であり、クールなメディアである、一方でカラー化されたそれは情報が増えている状態にあるホットなメディアになっている。

 

おそらくこの、「ホット&クール」な違いがカラー化された沖縄戦の映像が多弁になり、見てるものに語りかけている情報が増えているから、見てるものに刺さるものがあるのではないだろうか。

 

 

*1:また、これらを「メディアへの参加度」の度合いとして、それぞれを情報交換の観点から語ることもできる。ホットなメディアは情報交換への参加度が低い、クールなメディアは参加度が高い。