mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

“How can we get the performance of search advertising......in display ?”

2009年はディスプレイ広告再活性化の年になる、と確信している。

それは、検索連動型広告“だけ”ではやはり広告は偏ってしまうという、広告主、媒体社の人々との会話から必ず出てくる話題からも伺えるし、広告マーケットプレースの萌芽や新たなディスプレイ広告テクノロジーの出現などもこの領域が再注目されていることを表している。

■サイトをコンテキスト広告やディスプレイ広告に変えるDapperの「MashupAds」

さて、Dapper だが、もともとは各サイトやフィードのコンテンツから必要なものだけをピックアップして再構成できるという、マッシュアップツールとして非常に面白いサービスを提供してきていた。それをうまく応用し、サイト内のコンテンツを管理画面上で適当にピックアップし、広告を作成できそして配信できる、という新しいタイプの広告になっている。広告として表示されるものは、ゼロから「広告」として作られたものではなく、もともとは広告主のサイトの“一部”なので、実際にはサイトの中身が各広告枠に「出張」してるようものだ。
そしてこのツールを通じて作った「広告クリエイティブ」を各広告ネットワークに配信できるというわけだから面白い(つまり究極的には、広告主は自社サイトさえあればディスプレイ広告をわざわざ作らなくても、このツールから作れる)。また、フィードと同じ技術なので、広告主サイト側の内容が変われば自動的に広告サイドの内容も変わるので、非常にダイナミック。

第三者配信が進んでいるうUSならではの展開。

日本もガラパゴス状態から脱しないと。