ついこないだ、不覚にも撮り逃した平成版の最高傑作と名高い『仮面ライダーカブト』。
「あああ、これでこの一週間、もやもやして過ごすことに~」
と思ってしまったのだが、連続ドラマや定期的に放映されている番組を見逃したときの悲しみは相当なもの。
また、「あの番組おもしろかったよ」と誰かに言われたときの「え~そんなのあったら見たかった~」ってのも同様。
正直、『カブト』については、お金払っても見ます、ハイ。
というわけで、ふと思ったのは、日本の放送業界は(送り手発想の)「見せる環境」は整備してるわけなんだけど、(視聴者側発想の)「見れる環境」を整備していない、ってことなんだな。
きっとここの整備が放送業界を変えるターニングポイントになると思うんだけど。
そういって意味で、竹中センセイたちのこの発言録は非常に興味深い。
■テレビ局は自ら「YouTube」になれ・竹中元総務相秘書官インタビュー
あと、これも昨日聞いた話なんだけれど、今の地上波局が視聴率稼ぎのために、M1/F1ターゲットの番組を量産している結果、それ以外の層の地上波離れが進んでいる可能性がある、とのこと。彼らは、CS・BSの専門チャンネルに流れているとも言われるが、もちろんネットに流れる可能性も今後否めない。
「見れる環境」の整備、については、NHKのアーカイブスのネット配信が始まる2008年には、民放各社も慌てて整備しだすだろうなあ。
(となると、2011年の完全地上波デジタル移行時、「テレビ」は今の「テレビ」と同じものである、と言えないし。どうなってるんでしょうね)