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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

リッチコンテンツの復権へ。

■Flashを検索しやすく――AdobeがGoogle、Yahoo!と提携

検索エンジンや検索連動型広告の普及は、Webサイトを面白くないものにしてしまった、と思うときがある。

いまから何年も前、当時のインターネット広告従事者、特にクリエイティブ領域のプランナーは、「これから先、ブロードバンドになってよりリッチなコンテンツが出てきて楽しくなりそうだね」と、ドキドキワクワクしたものだった。

しかしながら、ある種捻じ曲げられた表現だと思う※が“効果の高い”マーケティング活動としてのSEOや検索連動型広告が出てきた結果、「ひっかかりやすい」サイトの設計が求められ、結局はFlashで構成されたリッチ・コンテンツサイトについては敬遠されるようになってしまった。

※SEOや検索連動型広告で期待される「広告効果」を他の広告メディアにおけるそれと比較すること自体が不毛。

結果として、インタラクティブ・ブランディングの発展が超スローペースになっているように思う。

今回のAdobeの両社の仕様公開は、企業サイトにおけるFlash利用について再考するチャンスだと思われる。

より、リッチな体験を与えるWebサイトと、より、すぐれたターゲティング手法が、うまく結びつき、よりインターネットマーケティング/ブランディングの可能性が広がることを期待したいものだ。

そして、もっとワクワクドキドキするような、インターネット広告・インターネットマーケティング/ブランディングの世界をもっと見てみたい。今は非常に偏った状況だと思うから。


■サーチとリッチコンテンツの蜜月へ(広告工学)