mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

「情報パッケージング」と「ディストリビューション・チャネル」

なんとなく、この2つのコトバは、これから先のメディアビジネスにおいて大事な気がする。

R25がうまくいったのは、コンテンツが良質か否か、というところにあるのではなく、この2点において、だと思う。

ちなみに、「情報パッケージング」というのは「編集」というものとはちょっと違うと思っていて、「編集」というのはそのテーマや分量においても編集者の裁量でパッケージ化されるものだけれども、“生”のものであっても“加工”されたものであっても、読者・消費者側が自分にあった情報を選び自由にパッケージングできるという点において、編集者の意図によるものだけではない、と考えられるので。

また、これまでの「編集」というものは、“読者のライフスタイルにあわせた”といってもそれは“コンテンツ”のつくりに対してのものだったのに対し、「情報パッケージング」という観点では、それはその情報パッケージのフォーマットもライフスタイルに合わせていく必要がある。たとえば、R25は電車の一駅分で読める分量、電車の中で読みやすいサイズ、捨てやすさ、などなど、そのパッケージングの妙がある。

まぁ、R25をいまさらケーススタディにあげるなんて、と思われるかもしれないが、もしメディアビジネスのケーススタディというのが、MBAとかメディアビジネスデザイン研究とかであるなら、上記したことは必須事項、エッセンシャルな部分じゃないかな。


※ちなみに、「情報パッケージング」ってコトバ思いついたけど、検索してもこのコトバないんですな。新語になるかな?(笑