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「それ、落としちゃっていいの?」

■ただ削除するだけでいいのか? 古いページの「ロングテール」効果 (Japan.internet.com)

先日、僕の車のオプションパーツを探すために、いろいろなサイトを駆け巡ったのだがなかなか見つからない。期間限定特別色だったので、まずは車体色の色番号を調べようとしたのだけれど、その色さえもわからない。これはきっと、よっぽど奥の奥、深いところにページがあるか、あるいはページが削除されたか。

結局、ぼくはパーツを買うのをあきらめた。

逆の立場で言えば、ビジネスチャンスを逃してる企業がある、ということだ。

「ロングテール」という言葉がこれだけ普及しだしても、もともとWebサイトは刹那的なものだ。キャンペーンや新商品が出てくると、以前のページを落としてしまう傾向も多い。しかしその一方でロングテール的にはチャンスを逃している。

「ムーアの法則」のように、サーバーの保持コストなんてのは相当下がってきているわけで、ページを削除するときには「え?それ、落としちゃっていいの?」っていう感覚がこれからは必要になってくるような気がするのである。