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無料化戦争から新聞の生き様を考える

■ 英新聞界、無料夕刊戦争に突入 新聞離れの若者獲得を(Sankei Web 経済)

日本では新聞社がなかなか重い腰を上げない分、リクルートが『R25』によってそのモデルを示した。

日本の新聞の場合、「販売」「販売店」における“闇”的な部分があるため(この辺を知りたい方は、“新聞 販売 闇”などのキーワードで検索してみてください。)、なかなか「無料新聞」モデルに移行しにくいという理由がある。しかしながらこのあたりに書かれる様な「セールス人員上」の課題もあるが、『The BIG ISSUE』のようなモデルを使えば、実は「無料新聞」というのは不可能ではないハズ。

そういや、isologue の磯崎哲也さんも新聞をやめたそうだ。その一方でクリッピング型のサービスを検討中らしい。

結局のところ、新聞社というのはそのビジネスモデルが「新聞を発行する」のがビジネスドメインなのか、それとも「情報を届ける」のがビジネスドメインなのかについて、見誤っているように思われる。もちろん前者ではなく、後者なハズなのだが、その手段・流通網の多様性において、通常のマーケティングや流通戦略同様の知恵が働いてないことが危惧される部分だ。

なので、紙がダメならネット、というのも浅はかだし、今の形態の紙がダメなら別の形態の紙のモデルはどうなんだ、ってこともほんとはありうるのに、実現できていない。

しかし新聞社の歴史を終わらせるか、それとも改革して新しい「新聞」となるか、は今この時代においてこそなされるべきなのに。

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