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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

大阪人はなびかない~大阪人は強要された「笑い」には気ぃ悪ぅする。

あくまで大阪出身の広告業界系ブロガーとしての、大阪人向けマーケティングに関する意見として。

■関西のおじさんタレント4人が「ジーサンズ」結成-グーグルPRで - なんば経済新聞

大阪人としては「よぅ、この人ら集めてキャンペーンできるようにできたなあ」と、関心する。実際おもろい。

でもGoogleのマーケティングとしていけてるかどうかは別物だ。

どうも大阪で「ウケる」ことを意識してキャンペーンを作りすぎたんではないか?大阪人は「おもろないと」振り向かない、と思いすぎたんではないか?

大阪の人間が企画したら必ずしも「大阪的ウケ」を狙ったキャンペーンにはならんのやけどな。

まぁある意味大阪人に「大阪人ってこういうの好きなんですよね?」って言ってるようなもんで、中山功太的にいうと非大阪アーティストが「バンドのみんなで、たこ焼き食うてきました」って大阪のリスナーに向けていうようなもんで、「Googleは大阪の人のこともわかってまっせ」と東京人の大阪弁発音で言われてるような気がしてしまう。

大阪人インサイトでもっとも重要なこと。それは、

大阪人は、「大阪のことわかってます」っていうふうに
いわれるのを一番いやがる、

ってことである。

残念。


※その後の情報で、このキャンペーンのブレーンにとある構成作家が手伝ってたという話を聞いたんだが、「あの人」は大阪の人ではないし、「大阪の笑い」の人とちゃうよ。。。
あと、大阪でキャンペーンやるんだったら「笑い」だ、ってことで「笑いの人」をブレーンにいれたんやと思うけど、ほんまに大大阪人(大阪人=京都/神戸含む、大阪人から見た中華的思想な言葉w)のこと理解しようと思ったら、エルマガとかMeetsとかの編集長入れるべきやなあ。。。「笑い」だけやない、文化のことを理解しようとせんと。。。

大阪人=お好み焼き、っておもてんねんやろな。。。まぁ部分的にはホンマやけど。一方で、大阪、バカにしとんか?!って思うわな。。。でもこのビジュアルって、Google的にありなんか? ブランド崩しだしとるな。。。

とか、こんなん書いてても、大阪生まれの大阪育ちの広告マンで元G社の僕やから感じられるある種の憤りなんやろなあ。。。他の人にはどうでもいい話やろし、G社がやってたらなんでもカッコええキャンペーンに見えたりするんやろか。

まぁもう一個いうと、辞めたからこそ、ブログでこういうこと書けるつーのもあるかな。