プレス・リリースにはうまい手がある。
たとえばソフトウェア関係の企業が、目標値を1ヶ月で150万出荷に設定したとする。
でも1ヶ月でちょうど150万売ったり、目標に到達したとしても、それはニュースにならない。
また失敗しときも怖い。
そこで、リリースでは「1ヶ月で120万台目標」と出す。たとえ150万が目標だったとしても、だ。
で、新聞社にリリースを出す。「目標値の120万を150万出荷。おかげさまで売れています」と。
戦術的にどちらのほうが、ニュースになり露出しやすいかはお分かりだろう。
こういう数字感覚もPR領域には大事なのだ。
一方、それまでメジャーでなかった商品を再活性化するためにいかにも新発売にしたてる方法もあるのだろうか? このニュースで掲載されている同社のプロダクトは数年前から出ているはずで、現に僕も利用していたし、今でも自宅のPCに入っている。しかしこのニュースを見る限り、まったくの新製品が発表されたかのように見える。これもある種のリリースのテクニックなのだろう。
つまり広告費をかけずにニュースになる=媒体にのるためには、「うーんそこまでいっちゃうと本当じゃないんだけど、でもここまでだと本当なの」という、決定打を言わないというコツや、嘘と現実との境界線を渡り歩いたり、数字のマジックを使うことも大事なのだろう。
まぁ勉強になります :p