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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

“誘い”のメディア

本日もデジタルサイネージのセミナーでパネリストとして参加する予定なのですが、いかんせんこのメディア、どういったメディアなのかのポジショニングが曖昧なまま進んでいるので、やたらと「効果検証ができます」とか「技術的にこんなことができます」とか「テレビと比べてうんぬん」とかそういう話が多い。

そこで僕はこのデジタルサイネージというメディアを「“誘い”のメディア」といったん名付けてみたい。

店頭や街頭に置かれることが多いこのメディアは、じっくりと見られる可能性が他の映像メディアと比べて薄い一方、買い場や使い場と言われるところに近い箇所にあることが多い。たとえばレジ前とかも含めて。

そこでデジタルサイネージの役割としては、それが設置している場所に関連したある場所/ある気分への誘引、というのがもっともベストなのじゃないかと。

※ちなみに秋葉原の件もこの考え方に基づく。

■良品計画が、大日本印刷のデジタルサイネージシステムを導入 - japan.internet.com Webマーケティング

こちらの件に関しても同様。

いったん、「“誘い”のメディア」としてデジタルサイネージをポジショニングしてみると、そこから使い方の発見/企画がしやすくなるのではないだろうか。