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メディアと広告とマーケティングと。

インバウンドマーケティング狂騒曲、その後。

つらつら インバウンドマーケティング インバウンドマーケティング/コンテンツマーケティング

遂に、6月29日に、宣伝会議からこの書籍が出たようで。

こちらもあわせてお読みください。

■インバウンドマーケティング狂騒曲

まぁ、宣伝会議の公式ページの書籍紹介に書いてあるような、

”戦略PRでキーワードを拡散、話題化、WEB周りの施策で魅力的な自社コンテンツへインバウンド、そしてCRMによる場づくりで優良顧客化する。この三つの掛け合わせによるマーケティングコミュニケーション活動”

が、「インバウンドマーケティング」だと言うなら、HubSpotや弊社含む同社パートナーが考えている「インバウンドマーケティング」とは別物でしょう。

※注: あるキーワードをPRで拡散して、それを見た人が検索をして、サイトにやってくる、というのは本質的にインバウンドマーケティングではありません。インバウンドマーケティングは潜在顧客が自分たちの興味関心にもとづいて情報を探しているタイミングにあわせて、ちゃんとマーケティングをしましょうよ、という考え方です。なので、戦略PRで始まるような、マーケター/企業側のひいたスケジュールにもとづいて行う”キャンペーン”をもって、それがインバウンドマーケティングだ!という話では、この情報氾濫時代におけるマーケティング思考のシフトに全然対応してません。むしろ、「情報氾濫・情報洪水時代において、人々は自分たち自身のタイミングで自分たち自身が必要な情報を選択している」という考え方がインバウンドマーケティングの根っこにあります。それゆえ、結局のところ、マスでキーワード露出しましょう、って話にすぎないようなものは(←このやり方そのものが悪いとは必ずしも思いませんが、これをインバウンドマーケティングだと言うのはありえない)、「それただの(しかも矮小化した)戦略PRでしょ?キーワードPRってやつでしょ?」ってつっこまれてもしょうがないのではないでしょうか、ね?

まぁこのように、実践者やその提唱者へのリスペクト無き好き勝手な用語利用の果てに、日本のマーケティング業界への混乱が起きるようなことがあれば、それは業界への大罪でしょうね。

※個人的には、この本を書いてまでしているこの二社が、なぜHubSpotのパートナーでもユーザーでもないのか、そこが気になりますね。そうでないと業界のバズワードに”タダ乗りしてるだけ”と思われてもしょうがないのでは?

というか、今この本の内容を読まれた方が「おお!これがインバウンドマーケティングか!!」と思うようなことがあれば、むしろそれは私の力不足です。

すみません。頑張ります。

[関連記事] ・インバウンドマーケティング狂騒曲 ・インバウンドマーケティング狂騒曲、その三。戦略PR業界から「学ぶ」もの。