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二つの指標を使いこなせ

■YouTubeが4位、2chが6位――ネット利用時間ランキング - ITmedia News

おお、予想通り。

総利用時間とは、家庭内のネットユーザーが、各サイトで費やした時間の合計。動画サイトや、Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)を活用したサイトなど、画面遷移が少ないためPVが低く出がちなサイトの利用状況を、PV以外の指標でとらえようと考案された

この指標だと、Youtubeは上位に上がる(10位→4位)し、Googleはランキングが落ちる(4位→12位)。

Googleの場合は、

「短時間で目的のサイトに誘導するという検索サイトの特性によるものだろう」(同社)

ということでもある。

しかしながら、PV数が多いからといって、はたまた総利用時間が多いからといって、すなわちどの広告主にでも、いい広告メディア、というわけではない

なので、PV数と総利用時間、両方をうまく見ながら、キャンペーンを考える場合どっちのメディアのほうがフィットするか、を見極めなくちゃいけない。

新しい指標が出てきたからといって、これまで使ってきた指標がダメ、というわけではないので。

ちなみに、総利用時間で見ると、ロングテール上のサイトの1ページあたりの利用時間は小さいかもしれないが、そこを束ねると、大きなメディアになる可能性が高い。なぜなら、PV数で見ると上位のサイトは検索エンジンを持つポータルサイトが多く、“PV数が多い=検索結果に出てくる、ロングテール上のサイトの訪問者も多い”と考えられるので。しかもいった先のサイトってユーザーにとっては非常にホットな情報が書かれているわけで、そこにその情報に応じた広告が出てたら、ユーザーにとってもハッピーだし、広告主にとってもハッピーだよね。