mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

think big, act small

ここでも書いたような変化が起こって、クラッターが進んで、これまでの「大きなメディア」が相対的に価値が低くなると、エージェンシーの規模が関係のない時代がくるかもしれない(といっても、”今”の中小規模のエージェンシーにスポットライトが当たる、というわけではない)。むしろ、コンシューマとの connection や engagement についてプラニングできるエージェンシーが生き残る、のだろう。と、考えると小回りの効く”新しい広告思想”のエージェンシーが生き残るだろう。たとえば、ジャック・セゲラが60-70年代のパリで、ピュブリシスなどに戦いを挑んだように。考えることは大きく、そして小さいから小回りが効くような。そんなエージェンシーの時代が近いような気がする(当然そのためにはそういうことができる人材が必要だが)AdAgeが "SMALL AGENCY DIARY"というブログを始めたのもそうしたモメントなのかもしれない。from Adrant "Ad Age Launches 'Small Agency Diary' Blog"

あと、この本お勧めです。現在のRSCGの礎をつくったジャック・セゲラの『広告に恋した男』。広告業に従事する人にはみなに読んでほしい本。