ad:tech の San Francisco は9000人の事前登録があったらしいが、それほどの規模になったせいか、ある参加者に言わせれば比べてイベントのレベルが落ちたらしい。あのイベントでさえ大きな、turning point を迎えたのだろう。
さて、USではこうしたカンファレンス・イベントは新しいものがたくさん出てきては消えていく。去年までは Branded Entertainment 関連のイベントも多かったが今年はどうなることやら。おそらくは、BEは既に過去のもの。。。と化しているのではないだろうか。
そんななか、Jupiter の ClickZ から新たな 1 day conference が出てきた。しかも「オンライン動画広告」という非常に狭いセグメントだけで、である。
■ Online Video Advertising Forum (June 16)
少し前にJIAAが今年は「ネットCM」の年だと宣言したが、日本のそれは、広告もコンテンツも GyaO をはじめとする“擬似放送型”がトピックなのに対し、USではもっぱら YouTube をはじめとする“CGV=consumer generated video”型であって、広告のインサーションの仕方も“contextual video ads”の実現に注目が置かれている。そのため議論の余地・将来を占う、なんてのはいくらでも残っているのである。そのためこのようなカンファレンスが成立してしまう。
■Coming Soon: Contextual Video Advertising (ClickZ)
“擬似放送型”モデルは結局は既存の広告モデルなので、正直ドキドキしない。しかし広告の未来を変えるような Online video ads については、もっと色んなやり方があってもいいだろう。こっちはまだまだ想像力の産物なだけにまだまだ面白いことがありそうだ。