AIDMAと、それの発展系について、まとめました。
消費者がどの位置にいるか?を明確にすることで、マーケティング・コミュニケーションのポイントが明確化します。
ターゲティングといえば、「20代の情報感度の高い女性」というようなデモグラフィック・サイコグラフィックな切り方をすることも多いですが、これだけだと、ただ単に「情報が届く」というリーチ面しか考えられてません。むしろ、ターゲットとなる顧客が購買プロセス上のどのフェーズにいるか?というのをちゃんと押さえることが、人を動かすコミュニケーション・アイデアを生み出します。
AIDMAの法則:
アメリカのローランド・ホールが提唱した消費行動仮説=消費者の心理的プロセスをモデル化したもの。あるモノを知り⇒購買行動に至るまでのコミュニケーションのモデル化とも言える。
■AIDMA
認知段階
A:Attention(注意)
感情段階
I:Interest(興味、関心)
D:Desire(欲求)
M:Memory(記憶)
行動段階
A:Action(行動)
以下、発展系。
■AIDA(アイダ)モデル
A:Attention(注意)
I:Interest(興味、関心)
D:Desire(欲求)
A:Action(行動)
■AIDCA(アイドカ)モデル
A:Attention(注意)
I:Interest(興味、関心)
D:Desire(欲求)
C:Conviction(確信)
A:Action(行動)
■AIDAS(アイダス)モデル
A:Attention(注意)
I:Interest(興味、関心)
D:Desire(欲求)
A:Action(行動)
S:Satisfaction(満足)
特にこのAIDASモデルは、低成長・消費者主導型社会では重要でしょうね。
AIDASモデルのポイントは、消費行動を「商品を購入する」までで終えていないこと。購入した”後”もモデルの中に入っていることでしょう。
顧客満足を得られない商品・サービスが生き残るってことでもあるでしょうね。