シゴトの関係で、ひさびさにゲームについて考えてる。
で、当然のようにこの文献に立ち戻る。
で、久々に読み返してみると、インタラクティブデザインにもやっぱりつながってくる。
桝山寛さんは以前(5-6年前)お会いしたときに、
「レバーを右にうごかせば画面内のキャラクターや自機が右にうごくこと」
というインタラクションがゲームを面白くしている、とおっしゃられていたが、WEBインタラクティブデザインの場合「画面上のレイアウト」というデザインに目を向けるあまり、”マウスをもった右手(ごくまれに左手)”の存在を忘れたデザインになってしまっていることがいかに多いか。
とはいえ、これはよく言われる「ユーザビリティが大事だ!」という話を言いたいのではない。むしろ、”マウスをもった右手”によって来訪者が得るものはなんなのだろう?と考えないとダメだよねー、ということ。
これまでのサイトづくりが、「いかに情報を適切に伝えるか?」が大命題だとすると、これからはこれに加えてブランディング要素を加味し、「いかに情報を適切に伝え、かつどういうブランド体験をさせるか?」をも考えなければいけない。
なので、「体験(経験)」的デザイン= experiential designing というコンセプトでインタラクティブデザインをしていくべきなのではないだろうか?
この experiential desigining は二つの方向からのアプローチが考えられる。
1) プロダクトデザインなどが最近注目する、ギブソンの認知心理学/生態心理学における「アフォーダンス」や「ダイナミック・タッチ」、「アクティブメモリー」など、人が「無意識に学習する/環境を感じる」ということを考慮したデザインを構築する上での理論の実践。(お、こんなサイト発見)
2) 博覧会のパビリオンやディズニーランド/ユニバーサルスタジオなど各アトラクションの展示と導線の設計。エンタテイメント/イベント業界から学ぶ入ってから出るまでの体験(経験)のリアルなデザイン。
(↑この点について書かれた文献の情報ないですかね。。。)
ちょっと難しくなったけど、このあたり。考えながら仕事すすめないと。