mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

なぜかどこにも書かれないネタ

う~ん、あんまり特定のメディアの応援とかはしたくないんだが、これだけ盛り上がっているライブドア・ネタだけれども、(あくまでも個人的な意見としては)メディアとしてのライブドアについては頑張って欲しいんだよね。ブロードバンドの普及を加速させたのが孫さん=ソフトバンクなら、ブログは、ライブドア/サイバーエージェント/ドリコムあたりで、ライブドアは堀江臭を一蹴し、彼がらみのコンテンツを削除して、独立したメディアとして(大変だとは思うけれども)頑張って欲しいんだよな。むかーし付き合いのあった、某氏がライブドアの広告営業の重責についてるんだけれども、最近になって「ようやくちゃんと売れるようになってきたんです」と言って頑張ってるということを風の便りに聞いたのに、その直後にこれだからほんとかわいそうだ。少なくとも現場で頑張っている人たちの声もちゃんとジャーナリズムは吸い上げて欲しい。

むかーし、神保町での某集まりで出会った「オン・ザ・エッジ」の頃の堀江氏は、ネットの熱さを内向的っぽい感じだけど、とうとうと語っていたのになあ。そういや、あの集まりにはライブドア株を早々にゼロ価値にした、マネックスのMさんもいたし、カブコムのUさんもいたし、ありゃ凄かったな。7-8年ぐらい前か?

さて、平松さんがライブドアの社長になった。早く代表取締役について欲しいものだけれども、なんとも因果なもんだなーと思う。確か(事実が違っていたら誰かに修正して欲しいが)平松さんがAOLの社長になったとき、その下にSさん(現アップル日本法人社長)がいた。Sさんはその後ライブドアを辞めてネットメディア企業を作った。それが「ライブドア」。当時はポータルではなくって、広告収入モデルの無料インターネット接続事業でこれはこれで鳴り物入りの登場だった。しかしながら、接続料金の低価格化・会員数の伸び悩みetcの理由で経営破綻をし、当時のオン・ザ・エッジに売却。そして今のライブドア・ポータルへと変貌・進化したのである。

なので平松さんの胸中は相当複雑なんじゃないだろうか。

かつての部下が辞めて作って売られた会社、の名前がつく会社の社長になろうとは。

うーん、運命ってわからないものだなあ。


Anyway、現場で頑張っているライブドアの社員については僕は個人的には応援します。