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mediologic

メディアと広告とマーケティングと。

「ユーザーとの共存」、考え方的には博報堂に一本! かな?

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■MarkeZine:◎「爆発するソーシャルメディア」セミナーで、電通と博報堂がセカンドライフに言及

まず。

すみません、湯川さん、せっかくお誘いいただいたのに、このセミナー出れず... m(._.)m

さて、セミナーの内容である。

Second Life について、電通と博報堂の代表者がそれぞれ語ったようだが、見事に両社のながーく続く、企業姿勢の違いが出ていて面白い。

電通サイドは、すでに知られたように、Second Life 内に「バーチャル東京」なる仮想都市を作り、土建屋のようにその敷地内の土地を企業に売っているわけで、これは歴史的な電通的買い切り転売商売を続けているようなもの。

※ちなみにユーザーが10万人とおっしゃってるが、これはあくまでも「登録者」の数であってアクティブユーザーじゃないはず。Second Life はユーザー登録後にアプリケーションをダウンロードすることになるので、実際にはアプリケーションがPCで動かずに、一度も Second Life の世界に入っていない「登録者」が相当するいるはず。


博報堂サイドのコメントは、まさに博報堂が大昔から言っている「生活者視点」発想。

「ユーザーとの共存、そして情報共有が基点」として、ユーザーのそばにいることが重要だと述べた。セカンドライフで企業が島を買って、構築しユーザーを誘導するような手法は、一方向の情報発信であって、ユーザー参加型でない。「ユーザーが基点の情報発信の中に、企業が存在するべき」

と、どうビジネス化するか、電通ほど明らかではないが、ネット的ビジネス展開においては、博報堂の視点のほうがしっくりくる。

さて、電通の担当者は、“セカンドライフがある一定のスペックを搭載したPCでないと利用できないという現状について「家庭用パソコンの性能は急激に向上している。今回登場したセカンドライフが、さらにパソコンを進化させるきっかけになるのでは」と説明”したようだが、パソコンの進化と Second Life の進化、あるいはその真逆の衰退のスピード、あるいは競合サービスの発展のスピードを鑑みると、とてもパソコンの進化が追いつくとは思えない。いやむしろパソコンそのものは進化しているのだが、Second Life に必要なのは video 関係のメモリやボードのスペックであって、これらが低価格化しているわりには、この数年金額がそれほど低価格化していないうえに、薄さとか耐久性とか、あるいはワイド画面液晶とDVDとテレビチューナーでテレビパソコン、的なホームユースに重きが置かれだしていて、日本のノートPCの進歩はSecond Lifeを使うためのスペック、という点においての進歩についてはあんまり無いように思われるので、ちょっと厳しいんではなかろうか(まぁメーカーが「Vista対応」みたいな、「Second Life対応」ってやるこたあ、あんましないと思うが)。いや、むしろ、Second Life という「メディア」そのものを普及させないと、広告ビジネスが成立しないわけで、それはネットビジネスのイノベーションの起こるスピードから考えると、monetizationできるタイミングになったらすでに陳腐化している、なんてことだって可能性が低いわけではない。なので、Second Life を「土地開発」するビジネスはちょっとリスクが多いと思うのだ、特に広告ビジネスにおいては(加えて、消費者が Second Life に費やせる時間ってそんなに増えると思う?という疑問)

長年、バブル崩壊のタイミングも含め、インターネットと広告の両方のビジネスに絡んできた身からすると、Second Life は広告ビジネス化するにはちょっとリスキー。

なので、博報堂的な慎重姿勢のほうがいいように思う。

っていうか、Second Life を売るために某代理店が使っている営業メッセージ=「今、作っておかないと、将来的に一般ユーザーがおたくの企業名でID作ったり、色々しちゃいますよ。御社のブランド名でポルノ売ったりね。なのでオフィシャルに作りましょう」ってのを聞くと、結局“土地”を売って、“建物”を作るという、将来値上がりしますよ、今買わないと損ですよ、といいつつ崩壊したバブル神話と同じじゃないの?って思うんだが。。。広告主は、Second Life 内でのリスクよりも、Second Life で広告を行うことのリスクを理解すべきだろうなあ。もちろん、3Dインターネットの世界でのノウハウなんてものが手に入る、かもしれないが、別にそれは Second Life でなくてもいいわけで。

皆さん、どう思われますか?


まぁ、上に引用した博報堂の文章見て、ようやく博報堂にも僕の理解者になってもらえそうな人ちょくちょく出てきたのかなあ、と思ったしだい、でもありました(笑

※一部のブログで文意をとらえられてなかったので文章を一部修正(7/14)