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「ニア・レトロ」

■TBSと電通、60―70年代アニメ復活作戦 グッズやイベント企画

昔、「ニアレトロ」って言葉を作って新聞に書いたことがあったんだけど、こういうのって意外と手堅い。

ほとんどの場合、昔それを見ていた人がターゲットだったりするので、そのコンテンツに対する「価値」を見出しやすいから、というのがその理由。

2年ぐらい前、ブロードバンド系ISPのキャンペーンで必ず言われるのが「キラーコンテンツを探してきてくれ」。
実際その役回りをおっていたけど、ほとんど場合「誰もみたことのないもの」がキラーコンテンツだと
皆さんお思いなんですね。

でもね、「キラー」になるかどうかは、そのコンテンツが「価値あるもの」かどうか、生活者サイドが見極めるものなんですよ。
だから「新しいもの」よりも「古いもの」のほうがキラーだったりする。
たとえばNTT系列のBB系会社のサイトで「ガンダム」が上映されてたけど、結局それは「ガンダム」の価値をみんな感じるから。

そういった意味で、「近いレトロ感覚」って大事です。
自分が体験した範囲でのレトロ感。

ちなみにこの記事を書く気になったのは、東京・五反田にある「五反田ハッピー」という30年代を模した「レトロ居酒屋」。これも偶然ではないだろね。

というわけで、ホッピーがすすみます。