■ WebCINEMA「TRUNK」プロデューサーインタビュー (BBガイド)
――まずはWeb CINEMA『TRUNK』の企画の成り立ちから教えて下さい。
これまでの広告会社の仕事は、テレビや雑誌といったメディアをどう組み合わせたら、広告=メッセージを効果的にターゲットに届けられるかを考えることでした。まずはターゲットがあって、そこに向けて、興味を惹くためのメディア・プランを考えるわけです。
ところが、インターネットの場合は「コンテンツをどう見せればターゲットを掴まえることができるのか?」と、従来とは全く逆の発想が必要となる。「こういうターゲットがいるから、こうしよう」ではなく、「こうしたら、こういうターゲットを掴まえることができる」というアプローチの仕方ですね。メディア主導型ではなく、コンテンツ主導型のアプローチなわけです。
加えて、現在のインターネットやブロードバンド・ユーザーは、コンテンツに関して非常に敏感な20代~40代がメイン。だったら、新しい広告の仕組みとしてコンテンツを中心にした集客プランを作れるのじゃないかと考えました。(続き...)