Mercedes-Benzの"Mixed Tape"の第5弾がリリースされています。
Mixed Tape は車に乗っているときに聞く音楽をメーカー自らが提供する、というちょっとしたインセンティブ。CDで提供するケースは昔からありますが、ブロードバンドが発達し、MP3が普通になってきたってこともあり、十数曲の楽曲をデジタルインセンティブとして無料提供しています。いわば音によるブランディング。
最近、サウンドIDが再び注目されていますが、それも「絵やコピーは文化的なものに左右されるが、音はユニバーサルなもの」とグローバルマーケティング/ブランディング対策として行われている、とか。
ここで問題になるのが、音楽周りの各種権利。
普通にやってしまうと、上限ダウンロード数が設定されなくちゃいけなかったり、著作権まわりが面倒だったりするのだけれど、この Mixed Tape の場合はアーティストからフリーなものを募集しているということもあって、うまくやってます。
アーティストからすれば、自らの曲のプロモーションにもなるので一石二鳥。
つまりは、この形態はブロードバンド時代の新しいタイアップ形式ってことなんですよね。