一部では知られた若手社会学者の西田亮介(東京工大所属)が、新たな本を出すようです。
タイトルは『マーケティング化する民主主義』ということになってますが、実際には「マーケティング」の本ではなく、政治とメディアと民主主義の内容です。
この本で意味する「マーケティング」とは、マーケティングや広告業界の人々が考える意味よりではなく、すなわち「圧力」と同義で取られていることなんですね。これ、なかなか考えさせれる話じゃないですか?
多分、マーケティングの人がみたら、「お、なんかマーケティングをポジティブに民主主義に使おうって本かな?」って初見では思うかもしれませんが、「マーケティング」という言葉の使われ方は全く逆。
マーケティングの外部からの見え方としては、マーケティングはすなわち圧力、ないしは暴力として見られているのかもしれない。
そりゃマーケティングって、普通の人からは嫌われる可能性高いよね、と思わされるタイトルと中身です。
インバウンドマーケティング的な考え方は、企業側から圧力を与えるのと真逆と言えるもの。 マーケティングを「圧力」と考えると、今のマーケティング業界が反省→改善しなければいけないことはゴマンとありそうです。
4月10日発売。
photo credit: Fire Pressure via photopin (license)
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