と言うコトバがUSで出てきているのだが、日本でも気になってる人がいるらしい。
今USで言われている、influencer marketing というのは、どちらかというと、「産業界の購買決定権限者」を influencer と言ってるのではなく、あるセグメントにおいて、商品・ブランドの evangelist になってくれる人たちのことを指す。
なので、Word-of-Mouth marketing や Buzz marketing、 Viral marketing と同じようなもの、実態は(笑)。ただ違うのは、trendsetter の集まり(メールアドレスベースのDB他)をプラットフォームとして、そこに的確に送り届ける、という意味合いが強いこと。
つまり、単に”にぎやかし”として Guerilla marketing を仕掛けるのではなく、「影響力(=発言力というよりも情報伝播力)のあるターゲットに対し、的確な情報を伝え、情報を伝播させる」ことを目的としたマーケティングのことを、influencer marketing と呼ぶことが多い。
たとえば、これらを生業としているAgencyには、Alt Terrain という会社あって、結構面白い事例を持っている(詳細は↑を見てください)
これらのマーケティング手法について readings になるようなものとしては、
ケロッグの『マーケティング戦略論』の、
第4部”進化”(情報化時代のマーケティング)や
第4章 インタラクション・マップ:ブランド経験と顧客関係性の創造
第5章 統合マーケティングと消費者体験
第6章 バイラル・マーケティング戦略
第7章 優良顧客の獲得
第8章 データベース・サブ・セグメンテーション
第12章 統合マーケティングとウェブ
第13章 統合マーケティングの実際
あたりを読めば掴めるか。
付け加えておくと、キーマン、オピニオンリーダーといった考え方と、influencer という考え方の違いは、前者はなんらかのオーソリティを指すが、influencer は blog やSNSなどの広がりによって”クチコミ力””発言力”を増した、普通の人々だったりするところが大きな違い。
CGM: Consumer Generated Media が普及する時代には、すでにネットもリアルな存在として、もっと influence を持つだろう。つまり、influencer がもっともっと増える時代になる、ということでもある。
一方で noise も多くなりそうだけど。