mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

電波状況を視覚化するアプリ。ともすれば恐怖。

オランダの、Richard Vijgenという人物が、電波状況を視覚化するiPadアプリ(今後Android版もリリースだとか)を近々リリースするらしく、でも映像が以下のサイトにて公開されている。

Architecture of Radio

サイトにある説明によれば、

The architecture of radio app is a realtime, location based visualization of cell towers, wifi routers, communication, navigation and observation satellites and their signals.

とあり、携帯電話の電波、WiFiルーターの電波、衛星からの電波・信号といったものをキャッチし、ビジュアル化するのだという。

どうやって? というのがわからないのだけれども、動画を見る限りビジュアルも、またそれに加えられたサウンドエフェクトも、電波を見ている感たっぷりである。

このアプリ、メディアアート界では有名なZKM(カールスルーエ)で展示されるようだが、一方でAppStoreでも配布されるようなので、わざわざドイツまでいかなくても体験できる。

ああメディアアートも変わったな。

さて、実用的なメリットで考えれば、例えばカンファレンスやイベントの会場でWiFi設備を設定するときなどは、どのあたりに電波の「穴」がわかるので、むらなく設置ができるようになるかもしれない。

一方、こういった電波の視覚化ツールとなると、健康被害にkeenな人にとっては非常にまたTwitterやブログなどで騒げるツールとして使えそうだし、あるいは近所の騒音被害から発展した電波被害なるものも出てきそうで、そのあたりについては、ああまためんどくさいことになりそう、な気がしてしまうのは危惧に終わればいいんだが。

とはいえ、AppStoreに並び始めたら、一度は入れてみたいツールだ。

それでなぜ部屋のある場所では電波が届かないのか、ちゃんと「この目で」確かめてみたい。