最近イベント登壇はほとんどしてなかったのですが、7月入って2本ほど立て続けにありまして、そのうちの一本をご紹介させてください。
上記、朝日新聞社様のイベントにて、「コミュニティ」をテーマにしたパネルディスカッションでモデレータを務めさせていただきます。
登壇者は、
花王 デジタルマーケティング部コミュニケーション企画室室長 板橋万里子さん
キリン デジタルマーケティング部 加藤美侑さん
パラレルマーケター・エバンジェリスト:小島英揮さん
朝日新聞社 総合プロデュース室 三橋有斗さん
です。高広のほうで人選も含めて企画させていただきました。
この朝日新聞社様の「ポトフ」というプロジェクトは、マスメディアとして新聞を展開し、そしてネット上でも幅広い読者層に向けて asahi.com を展開していた同社における、メディア事業の新しい挑戦と位置づけられてます。
「マス」という層ではなく、例えば「トライブ」や「スモールマス」と言われる、同じ興味関心で集まる集団に向けたメディアを次から次へと立ち上げていくというのがこのプロジェクト。このプロジェクトの立ち上げや事業モデルについてのお手伝いをしている経緯もあり、自らも登壇という機会をいただくことになったわけです。
さて、メディア事業者において「コンテンツ」というのはピンと来るかもしれませんが、「なぜコミュニティ?」と思われた方もいるかもしれません。例えばFacebookやTwitterのようにリアルの人間関係+αのソーシャルグラフをもとにしたコミュニティや、あるいはいわゆるコミュニティ的なサイトと比べれば、「朝日新聞」のような「パブリッシャがコミュニティを語る」というのは頭の中で「?」がたくさん出てくるかもしれない。
ここで「メディア」というもの、特に「パブリッシャー」と呼ばれる何らかのコンテンツを”パブリッシュ”しているという存在は、そのコンテンツを持ってしてその内容に興味を持つ人を集めることができるという機能をもっているわけですよ。ここ重要。で、そのコンテンツによって人々の間での話のネタ・話題を作るという「コミュニティ」のサポートをしていると思うんですよね。それを「マス」という単位からより小さい単位の集団に提供していく・・・ということをあの朝日新聞社が行うところが面白いと思いませんか?
こうした「メディア」と「コミュニティ」の関係については、知人の境治さんも同様に次の文章で述べてらっしゃいます。
※「メディアとはコミュニティ、ないしはコミュニティの生成装置」なのだと考えれば、スポンサードコンテンツやネイティブ広告といったものがもたらす価値が従来の広告とは違うということもなんとなくわかってもらえるんじゃないでしょうか。
というわけで、メディア/コミュニティ/コンテンツそして広告やマーケティングに関する話をパネルディスカッションでいたしますので、ぜひ上記イベントに足を運んでいただければと思います。
ちなみに広告主・広告代理店・PR会社限定イベントです。