この数年、デジタルマーケティング領域のセミナーや、その領域について書かれたブログやソーシャルメディアの投稿を相当量見てきた。
しかしここしばらく、そういう話や文章を長く見てきた結果なのかどうかわからないが、少なくともデジタルマーケティングの先端と末端で生きてきた自分としても、とりわけ昨今のデジタルマーケティング賛歌については違和感を感じつつある。
その違和感の正体がなんとなく最近わかってきた。
それは、デジタル領域からマーケティングを語る人の多くが、「デジタル偉い」という無意識の前提でマーケティングを語ってるのに気づいていない。
それゆえ、デジタルマーケティングの話は、未来の話を語っているようでいて、短期的でかつ変化の早いものにしか目を向けておらず、従来のマーケティング実践・理論からの学びを大切にしている人々が少ないのではないかと。これにより、デジタルマーケティングがどことなくマーケティングマイオピアに向かっている気がする。
マーケティングに必要なのは、いかに長期的な事業が展開できるかのバックアップなのであって、短期的かつ視野が狭くてはいけないのだが