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聞けばなにかわかる?~消費者に聞いてみよう症候群、というマーケッターのかかる病

最近、なぜか調査ネタが周囲に多いわけだが、定量・定性調査に関わらず、「消費者に何か聞いてみよう」という姿勢が多いのは、調査のトレーニングをちゃんと受けずにやってる人が多いからなのか?

大学・大学院時代に、「仮説なき調査は調査じゃねえ」と、社会調査と統計学と科学哲学の授業で教えられたせいか、代理店時代も、マーケ関係の人たちが「とりあえず調査」して答えを導きだそうとする姿にちょっと違和感を感じていた。

調査とは、仮説を検証するためにある。
なので、まずは仮説を立てる。
それが妥当なのかどうかを判断し、そこから findings を見つける。
そして取るべき道を見出し、進む。

このプロセスが大事なんであって、はっきり言って、(調査)データの“分析”なんてのもプロセスの“途中”なのであって、分析だけで終わるような話なんて聞きたくないのだ。だって、“so what? だからなんなの?” なんだもんな。

と、考えると、「調査」というもの自体が、マーケティングを的確に行うためのツールに過ぎないことがわかってもらえるだろうか。

つまり「調査」というものはマーケティングを行うためのプロセスの一部に過ぎないので、だからこそ仮説が必要で、そこから先に何をするべきなのか、の指針が必要なのだ。

なので、特に、グループインタビューなんかは、「(消費者の)ナマ声が聞ける」ということで、やってしまいがちな調査の一つだったりするんだが、特に、「消費者に聞いてみよう症候群」に陥りやすい調査手法だったりする。当然プロセスふんでちゃんとやればいい結果は出るんだが。

もし、まわりに、あるいは、自分自身も含めて、「調査」を思い立ったときには、↑のプロセスを思い出していただくかしていただき、自分が「消費者に聞いてみよう症候群」に陥ってないかを確認していただきたい。