mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

(追記あり)日本の未熟なクラウドファンディングは、そのプラットフォームの事業者こそが大人になってほしい。

久々ですが。某クラウドファンディングが2周年で、「おめでとう!」メッセージがfbなどで飛び交ってるので、あえて水を指すことを言わせて貰いたい。ちゃんとこのプラットフォームを動かしたいなら、以下の話について考えること自体が誕生日プレゼントになると思うからだ。

I君がやっている某クラウドファンディング。僕はある案件の神パトロンとしてx十万円を拠出したことがあるんだけれど、プロジェクトの進捗について2〜3回会って、しかもこちらから連絡をしないとファンド受け取った側からは連絡が来ないという始末で、結構長い間なんの連絡もなく、今もナシのつぶて。こういう経験をしてしまうと応援する気なんてなくなってしまうよね、そのクラウドファンディング・プラットフォーム自体。パトロンになるメリットとして色々書いてあったりするけれども、それを提供したらオッケーじゃなくって、プロジェクトそのものの進捗や関連するプロジェクトが発生したら連絡してくるとか、それって礼儀の範囲だと思うんだよ。金を出すってことは、そもそもプロジェクトを応援するためにやってるわけで、それに対して礼儀で答えないんだったらヤメとけって思うわ。というわけでI君のやっている、C.F.っていうプラットフォームでのファンディングについては二度と関わることはやめとこうと。応援するつもりで金出したのに、受け取った側の礼儀の悪さでこちらが気分悪くなるなんて、ほんとなんなんだ、と。プラットフォーム作るだけじゃなくって、こういったこともちゃんとバックアップしてほしいよな、I君も。まぁ彼自身が、そんな礼儀を大事にするタイプかどうかその判断には困る部分もあるけれど、もし彼がちょっとでも礼儀をわきまえるタイプだとしたら、C.F.への参加というのは単にネットから登録したら誰でもできるってもんじゃなくって、ちゃんと審査なりなんなりしてほしいと思うのさ。

パトロンになる事自体、ほんとなんのハピネスも生み出さないから!

何かに貢献した、ってことがなければね。

この件については、今となってはそのx十万で、カスタムのアイアンとパター作ったほうがよかったよ!って思う次第です。

  • 以下追記 ------------------

知人から、「この記事の件であのイケダハヤトくんがツイートしてるよ」と連絡が入り、見てみると、

で、

と彼は思ったらしい。はぁ、、、“クレーム”ですか。。。むしろそう風にしかとらえないイケダハヤトくんが哀れです。

僕は、「パトロン」ってのは、単にそこで拠出されたお金に対して対価を得るという意味での「消費者」や「ユーザー」ではなく、そのプロジェクトや人の「支援者」であると思う。つまり、クラウドファンディング上のプロジェクトに対して資金を出すということは、そのプロジェクトに対する応援の表明であり、単なる金銭の授受の関係にすぎないのだとすると、そんなプラットフォーム、無くなってしまえとすら思うのだ。イケダハヤトくんは残念ながら、資本主義における資本家や株主というものとパトロネージュというものを混同しているようだ。前者は対価ないしは対価以上の経済的なリターンを求めることを目的として存在する。しかしパトロネージュというのはそうではない。お金だけではなくそのプロジェクトに対する気持ちまでも拠出しているのだ。もう彼のことはほとんど相手にしていなかったが、今回はその「気持ち」の部分を理解せずにこういうツイートをしているということ、またパトロネージュというものへの不理解があるようなので、こちらに追記させていただきます。

※参考までにこちらもどうぞ 10月8日第七回定期勉強会「アート好きを寄付者、支援者に変える――「ファンドレイジング」の基礎」まとめ

ところで、「礼儀」とか「大人」の件ですが、彼はこの言葉に猛烈な拒否反応があるようですね。「礼儀」とはプロトコルであり、「大人である」ということは分別があるということ、を一般的に表して使われている言葉だと思いますが、なぜよくわからないか、ほんとわかりません。というか、わかるようになったら、イケダハヤトくんを応援するんですけどね。まぁ、これからもBLOGOSでの大賞受賞者として、炎上を頑張ってバズる記事でも書いて生きていただければとおもいます。

あ、そうかこの記事も読んでるってことだよな、イケダハヤトくん。 キミも、一度たっぷりお金出して神パトロンやってみればいいのに。