mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

スパムと有益な情報の境界線

数日前、デジタル化された教材を販売している某企業さんが「情報商材」と勘違いされるのが嫌だ、とかいう話をしてたっけ。

で、SEOの世界はやっぱり被リンクどれだけ、な話になるわけで、“良質な被リンク”とか、果たしてスパムと有益な情報の境界線はなんなんだと。

Googleで検索しても、一般的なキーワードは結局情報商材なスパムに晒され、検索結果も悲惨なことになってるのが現状(今日はこういうキーワードを検索して検索結果のページを見ると。。。泣))

そんな中出てきたこのサービス。

■アウン、用語集やFAQサイトを構築する「Dワーズ」提供開始::SEM R

あらら。。。

こちらを見ると、「ノンスパムポリシー」の文字。おそらくこのサービスはその題目下で実施されるので、スパムでない、という主張なんだろうけど、企業へのSEO目的で量産されるこうしたサイトは、個人的にはスパム、だと思うな。だって、この仕組みにお金を出す企業は、まったくのホスピタリティ、慈善事業で用語集作るわけじゃないでしょ?SEO的メリットがないとビジネスにならないわけだし、だからこそ月額管理費、という名目が発生するわけだし。

なんだかな~。

これ、そもそも用語集やFAQのもとってどこからもってくるんだろう。Wikipediaとかオープンディクショナリー系だったら目も当てられんわ。。。
※用語集とかって結構作るの大変なんだよな。。。それに制作費が発生しない、とは。。。

このサービス企業が、いろんな業種のそれぞれの用語集のサイトを作ってそれを用いてサービスする、ならまだいいんだろうけど(ってそれでも微妙か?)、特定の企業向けに作っちゃうと、それって微妙なラインを大きく超えると思うんだが。。。間違ってるかな?