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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

クリエイティブ。

■広告深夜族(夜明けは近いよ): クリエイティブが研修などに参加しない件について

"で、何が言いたいかというと、こういった「視点を鍛える」ためには、他人の視点や考え方に触れるのが一番勉強になる、ということなんですね。「他人の視点を真似る」んじゃなくて、他人の「視点」の筋道をたどることで、自分の「視点を鍛える」手助けになる、ってこと。『ハイコンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』(ダニエル・ピンク著 大前研一訳)の中でも語られているように、世界じゅうの情報を誰でも手に入れられるようになった今、重要なのは、情報と情報を結びつけて新しい意味を見つけ出す力、文脈化する力、未来に対して想像力で新しい価値を生み出す力なのだ、と。ひとことで言えば「クリエイティブな視点」なんですね。今までとはちょっと質の違う、新しいクリエイティブの力が、強く求められているんです"

この部分、同意です。

ただ残念なのは、会社組織として見た場合、↑のようなことに気づいた人間から、↑のような力を持った人間から、辞めていっているということ。そうした事象を数年間に渡って発見できず、放置し続けた結果が、今の広告業界が世の中の流れに比して遅れつつある原因かもしれません。

まぁ一方で、このようなイベントもひらかれるようになり、「同業種交流会」が盛んになりつつあります。しかしながら、“独立”は多いものの、代理店間“異動”が上位代理店への一方通行以外には盛んではない分、人材の“流動性”はまだまだ先のことになるかもしれませんので、他人の視点を吸収できる場所を手に入れることができるのは大手代理店の人々のみ、としばらくはそういう状況が続くやもしれません。しかしながら、そうした人々にとってはそうした状況が非常に恵まれたもので、かつ役立てるべきものである、という認識があまりないこと、これもまた事実なのかもしれません。

ああ、広告業界の話は残念話が多い時代になってしまったなあ。

あと数年、この状況を乗り越え、面白い時代復活を目論見ましょう。