Coke Blak のサイトを、何人かで見渡していたところ、共通して出てきたコメントが、
「最近のブランディングサイトとかキャンペーンサイトって訳のわからないの多いよね。このぐらいシンプルなところで追求してほしいのに」
だった。
どうもですね、WEBまわりも含めたキャンペーンやブランディングを追求してきた人間にとっては、「従来のクリエイティブの連中が入ってきてからWEBが訳わからなくなった」という感じを持ってる人々が多いですよ。これ、まったく同感。
よくあるのが、
「CMで伝わらないことを、WEBにつっ込む」
という、情報及びデザイン過剰な例。
あるM君いわく、「誰も読まない雑誌」と化している。
僕に言わせれば、「CMで伝わらんのやったらそもそもそのCMあかんやろうっ!」
また、広告業界の制作者は、「人に刺さる」といった表現を使う人がいたりするが、「覚えてもらう」とかにはそれでいいかもしれないが、WEBの世界はやはり、experienceやretentionを得意とするところなので、「刺さる」ではなく「人を動かす」ための設計をしなければならんのだ。しかしその点において、従来の制作ははっきしいって、(媒体に入稿するだけであって)直接消費者と向き合う場なんてなかったからこのあたりの「作法」を知らない。
それで色んなことをWEBにつっ込んでしまうあげく、うまく行かないわけだ。
最近、昔に比べて、FLASHのクオリティも上がって、なんでもできるようになったけど、昔より、面白いサイト、減ったと思いませんか?皆さん。
それはきっとみなさんの目が肥えたからだけじゃあないと思いますよ。制作側にちょっとしたコンフリクトが起こっているんじゃないかなあ、と僕なんかは思います。
こういう状況みてると、そっち(コミュニケーションプラニング)の世界に戻ったらまだまだ活躍できるなあ、戻ろうかなあとか“郷愁”を感じます(笑