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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

なぜ、いま?という目で見てみると~ネット広告の視認効果

■VRI、goo、MS、ヤフー、インターネット広告の視認効果の基準値作成へ(Japan.internet.com Webマーケティング)

それぐらい、バナー広告が売れていないということなのか?

と、思ったのはこうした調査は、過去にDACががんばって普及活動やってたし、

■バナー広告の効果/ネット広告の効果指標

実際、5年前に(!もうそんなになるのか!)やってたりする。

■「インターネット・バナー広告の認知効果共同調査」調査結果

まぁ、ほんとに売れてないんだろな。。。

でも売れてない原因は、第三者配信を受け付けてないから、とか、広告主のニーズにあったターゲティングができないからとか、いろいろこれまで怠慢があったから、とかなんだろうけど。

この産業界自体の自業自得な感じもするし、今更な感じもするし。。。複雑な気分です。

でも、バナーが売れる手段はまだまだあると思います。売り方、ターゲティングの手法を変えて、より効果的かつリーズナブルであれば。

ちなみに、アメリカでは検索連動型広告におけるブランディング効果、というものもリポートされてたりします、3年前ですが、もう。日本ではきっちりとこの手の調査をしたリポートないですね。その理由は、検索連動型広告を主戦場としている広告代理店のほとんどが、いわゆる間違った「ROI志向」っていうやつだから(ちょっと厳しくいってしまいましたが)。「ROI」は“ダイレクトチャネルとしての広告”や“資料請求のための広告”だけに使われる指標なだけでは当然ないわけで。ブランディングにおいても、その投資効果を測る必要はあるわけで、「ROI志向」というのはどういった広告にもあてはまるにもかかわらず、「うちはブランディングはあまりわからなくって、ROI系の広告主が多いんですよ」と間違った言葉づかいの多いこと多いこと。。。泣きたくなります。(これ一方でtraditionalな代理店がちゃんと効果測定してないのでは?ってことの裏返しなので、大手代理店の皆さんも↑の文章を見て「へへん、あいつらにはわかんねえよ」なんて思わないように、そこのあなた!(いやこのブログを読んでる人はそんな人はいないと信じてますが。。。)。