mediologic

メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

どのターゲティング手法がもっとも有効なのか?(追記)

前のエントリがミスリードを引き起こす、というTBをいただいたので、


広告主がどの「手法」を選ぶか、は、商品・サービスがどういった商品なのか?どういったポジションにあるのか?どういうマーケティングを行いたいのか?そのゴールは?によって変わります。

デモよりもコンテンツ連動が効くフェーズもありますし、行動ターゲティングのほうがコンテンツ連動より効くときも当然あります。

というか、日本で「行動ターゲティングってヤバイよね、結構イケてるかも」って3~4年前(だったと思う、ペタろうプロジェクトやってたころだから)に RevenueScienceやTACODAや、WhenU や Claria、DirectRevenueやらAlmondNetやらAdverising.comやら調べまくっていたので、行動ターゲティングのなんたるや、なんてのはずっとウォッチしていたわけで(というか「日本に持ってこようよ!」って言ったときには誰も相手にしてくれんかったw。その後それを伝えていた某人の属する某会社が日本に持ってきて今まさに展開しようとしている、というのは一部の人の知る話。まぁ、そこに参加している某元同僚には、Behavioral Targetingの面白さをとうとうと去年説いたけど。あーあ、早すぎたかなあ(笑)、いつものことだけど)

で、Behavioral Targeting の最大の課題は「inventory 広告の枠」をどれだけ獲得できるか?にかかっている。これはBTネットワークに参加する publishers の数にかかってくるので、当初からBTがめちゃくちゃ効果的であるとはなかなか考えにくく、その点において、blogその他のCGM/CGC的なサイトが増えてきて、granularize (粒状化=今後ネタにしようとおもってるワードです)が進む、今のネットの状況においては、それらの細かい「コンテンツ」にさえ埋め込まれている、Google AdSense や BlogClick その他の Contextual Marketing/Targeting のほうが、inventory は確実に多いので、軍配があがる。

ということです。

だって、どんなに「手法」やテクノロジーが優れれても、「枠」がなかったら効果でないもん、という単純なビジネスマインドな話。

もちろん今後のBTの状況によってはよりパワフルなものになるでしょうし、僕もそれを期待しています。

だって、BTおもしろいもん。