この2−3年、やたらと目にする言葉が「戦略ほにゃらら」という言葉。
例えば、もっとも耳にしたのが「戦略PR」という言葉。 で、直近では「戦略法務」という言葉も。
で、見てても何が”戦略的 strategic”なのかわからないものが多い。
例えば国語辞典を引くと、戦略とは、
「1 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。→戦術 2 政治・社会運動などを行う上での長期的な計略。「販売―を立てる」 [補説]具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。」
となってる。
まぁこれまでのやり方が「短期的・戦術的」だった、と言いたいのかもしれないけれど、実際には、「戦略PR」でいうと「マーケティングPR」とかいうのとかもあって、よくわからないことに。
で、恐らくはこれまで「reactive=何かあったときに動き出すよう」な領域において、より積極的に進めていこう、という「proactive」という言葉の意味で「戦略」という言葉が多用されてるのがどうも今な気がする。
つまり、その中身が「戦略(的)」じゃないやん、とツッコンでもしょうがない。
要は辞書に「3 proactive=積極的に、先回りして」という言葉が追記された、ということなのだろうから。