考える、と、考えない。
この2つは全く逆のようで同じことなのだ、と最近思う。
ちゃんと”考える”ことは、”考えない”癖をつけることにもなるのだと。 考えるためには、考えない癖が必要。
過度な情報摂取は、リチャード・S・ワーマンが言うところの「情報不安症」に陥りがち。 かといって”情報を遮断する”となるとそれはそれで不都合があるのも今の世。 よくある、断捨離的な情報遮断をリコメンドする本や雑誌記事もあるが、それも過剰な反応。
バランスをとるためには、”データ”と”情報”を見極めるために、ちゃんと自分の頭で「考える/考えない」をすること。 「考える」癖ばかりつけるから情報不安になるのであって。情報を遮断しても「考える」癖が解消するわけではない。 それは情報がないから、「考える機会がない」だけであって。それは積極的に「考えない」ということではない。
なので、「考える練習」と「考えない練習」。 どちらも必要。
というわけでこの二冊:
考える練習をしよう (子どものためのライフ・スタイル) マリリン・バーンズ マーサ・ウェストン 晶文社 1985-03-25 売り上げランキング : 9223 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
考えない練習 小池 龍之介 小学館 2010-02-09 売り上げランキング : 366 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
そして、情報不安を乗り越えるために:
情報選択の時代 リチャード・S. ワーマン 松岡 正剛 日本実業出版社 1990-08 売り上げランキング : 82847 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
それは「情報」ではない。―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン リチャード・S. ワーマン 金井 哲夫 エムディエヌコーポレーション 2007-05-01 売り上げランキング : 60195 Amazonで詳しく見る by G-Tools |