今朝の日経新聞のコラム「春秋」に気になる情報が載っていた。
NHKの長寿料理番組である『きょうの料理』の食材の目安が4人分から2人分に変わるとのこと。
同記事によると、最近の国勢調査では一世帯の人数が平均2.6人になっているらしい。
さて、ここで広告業界に関わる人間として気になるのは、テレビは”世帯でのリーチ”をベースにCM枠が購入されているということにある。『きょうの料理』の変化と国勢調査が表しているように世帯人数が少なくなっているのであれば(というか知られた話ではあるが)、そもそもテレビの世帯リーチが少なくなっているのであれば、個人へのリーチを保つ為にはテレビの普及台数が伸びなければならない。ただJEITA他の資料を見る限り、テレビセットの台数は減少傾向にあるように思えるのだが。。。
となると、やはりテレビの総視聴者数が減ってきているということになる。
そうなってくると、テレビのコンテンツの作り方の変化はもとより、マス広告周りへの構造的影響は否めない。