■バンダイネットがネット広告に参入 東急エージェンシーと提携 (ITmedia)
おもしろい。
こうしたニュースetcを通じて、最近特に思うのは、
(1) 検索連動型広告の普及で、“広告主が増えた”
⇒これまで、広告といえばマス広告を指し、広告主と言えば、大きい企業なイメージが占めていた。検索連動型広告は小さい広告主を増やすことに貢献し、それが大きなマーケットを形成した。
(2) コンテンツ連動型広告の普及で、“広告メディアが増えた”
⇒小さいブログでさえも、広告媒体になりえる。正確にいえば、大きな広告ネットワークの中の一部なれる。また、従来とは違ったターゲティング手法が普及し、「コンテクスト」や生活者の興味の起こるところをマーケティングに使えるようになってきた。
そして、
(3) 広告とメディアの変化に伴い、“広告会社が増えた”
⇒メディアが増え、生活者の情報行動が変化し、先行者利益・既得権益に基づく広告ビジネスにはほころびが見え始め、新規参入のチャンスが広がった。
これら、「広告主」「広告メディア」「広告会社」の3つの変化が起きているのが今、だと思う。
(Web2.0をもじってみると)これまでの時代が、Advertising 1.0 なら、これからは、Advertising 2.0 へ突入。
単に「放送と通信の融合」とかそんなキーワードだけでなく、もっと大局・大きな渦の中に巻き込まれていると思います。
あまりにもデカすぎで、きっと見えない人が多かったり、
外はすごい風雨なんだけど、頑強な建物の中にいてて、その状況に気づかないとか。
そんな環境にある、業界の人々・会社も多いような気がします。