Disney には、"Disney Research"という研究施設があって、映像のみならず様々なインタラクションのため技術のR&Dも行なっている。MITのMedia Labのほうが日本ではよく知られているが、日本人研究者も在籍していて非常にユニークな機関となっている。
そのDisney Research名義で、バーチャルリアリティやヒューマンインターフェースの世界では名の知れた東京大学の廣瀬通孝先生のところのMunehiko SatoさんというPh.Dを目指す研究者たちによる、新たな「タッチ」技術に関する提案がなされている。
「タッチ」技術に関しては、結構昔からあったものの、感圧式などは使い続けると反応が悪くなって、親指や人差し指で指が折れるんじゃないか思うぐらい押している人を見かけることもあったが、紛れもなく iPhone や iPad の登場で一般化したインターフェースとなった(Windows も昔から出してたんだけどね)。
単にタッチするだけでなく、拡大縮小なども日本の指を使うことで非常にやりやすくなってきたのだが、この Touché の提案は、平面のスクリーンにおける「タッチ」だけでなく、立体物や流体での「タッチ」も想定したインターフェースなのが非常に興味深い。 Application Concept も動画の最後のほうに出てきてるが、こんなものが出てきたら、これまでのインターフェースの在り方や、ボタンといったものの考え方も大きく変わるかもしれない。
非常におもしろい技術なのでぜひ一度上記動画をご覧になればよいかと。