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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

TVCMと検索の組み合わせ、うまいやり方

■検索窓が生み出した広告とその窓を開く鍵 (Japan.internet.com)

アウンコンサルティング 黒田さんによる文章。

最近、「TVCMと検索を連動」させている(ように見える)だけの“クロスメディアだー”っていうキャンペーンが増えているが、TVCMの“ぶら下がり”(=最後のカット)で検索窓を出せばいいってもんではない。また、TVCMにて露出されている「キーワード」だけを購入してれば解決するのか?っていうとそうでもない。だって視聴者はその通りに検索してくれるとは限らんでしょう? 社名かも、ブランド名かも、あるいは商品カテゴリー名かもしれない、消費者が検索するのは。また、そうしたズバリ!なキーワードでなかったとしても、ある商品・サービスの情報を調べていて、目にした検索連動/コンテンツ連動型広告にTVCMなどで使われているメッセージやステートメントが入っていれば、そりゃクリックしやすくなる。だって消費者のマインドシェアを獲得するためにTVCMなんてのはあるわけだから。

つ・ま・り、「TVCMに検索窓入れただけで、ネットと連動とかいって満足すんなよ!そんなもん広告マンとしては知恵使ってないのと同じじゃい!」ということ。

消費者の情報行動をスムーズにする仕事、それが広告マンの仕事じゃあないのか?!?!

じゃあ、具体的にどうすればいいのか? というわけで引用。

ユーザーに指定キーワードで検索を促すだけでなく、キーワードやタイトル・説明文、ランディングページの3つのポイントをしっかり押さえる事が、検索エンジンとテレビ CM をクロスさせたプロモーションを行う場合には重要なポイントになると言えるだろう。

で、これの及ぼす効果というのは(昔から渡辺さんはおっしゃってたことの繰り返しだが)、

Web 広告研究会の副代表幹事・渡辺春樹氏は、読売新聞が広告の最新動向や情報を報じる読売 AD リポートの中で、「サイトのアクセス数だけが広告効果のすべてではないが、たくさんの人が関心をもったり、動いたりすれば、その一部がサイトのアクセス数に鏡のように反映し、それを基準にすることで、初めて広告をコントロールするという話ができるようになるし、費用対効果も公平に見られるようになる」と述べている。

というわけで、TVCMが効いたかどうか相対的な指標としてわかる、ということです。


なので、大手広告会社、と呼ばれるところで、マス広告やってる皆さん。

どうせ知恵使うならここまで使ってやってみてください。


※ああ、ずっとまとめようと思ってたことここで書けた。ありがとう、黒田さんm(._.)m

※ちなみに僕は「クロスメディア」とか「クロスメディアマーケティング」と言う言葉はあまり好きではありませんし、これからの時代においては非常に間違った思考を作る言葉だと思うのでむしろ嫌いです。。なぜか?はまた機会があるときにお話いたします。