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Viewability が普及するとネット広告の価値はどう変わるのか?についての短文

これ、大事なことだから今後もなんども言うぞ。

IABがリーダーシップをとって進めていたviewabilty.

まずはこの動画をご覧になってない方はこちらをどうぞ。

そして今度はついにGoogle AdWordsもViewability導入となった。

Googleが広告指標に「ビューアブルインプ」の導入決定。大きく変化する広告料体系(DIGIDAY)

AdWords 広告が CPM から vCPM(視認可能なインプレッション)に移行(AdWords公式ブログ) そしてViewabilityやvImp、vCPMは今後標準的なものになるだろう。

そしてこのことは、ネット広告が「もっとも適切に見られる機会を得ている広告」、すなわちユーザーの行動に基いて「見られる機会 Opporunity-To-See」を提供する広告になるということだ。

OTS、なんて言葉は今の若いネット広告関係者は知らない言葉かもしれないが10年くらいまでにIABが拡め、日本のJIAAもその後ガイドラインを配布している。

アドインプレッションカウント方法の解説資料について (JIAA/2007)

最近では viewablity のことを、"Opportunity To Be Seen"と言ってる海外の記事も見かけたが、確かにこのほうが今はしっくり来るかもしれない。

テレビの視聴率は「テレビがついてたらそれだけでカウントされる」とも言われてきたし、新聞や雑誌はなかなか広告の正確なリーチを測ることはできない。

でもネットは高い精度で測ることができる。

そして今まではそれがクリック偏重になり、CPC/CPA偏重になってきていたわけだが、Viewabilityを重視するようになると、「広告が見られる機会」をより正確に把握できるようになる。

これって、ネット広告がよりブランディングに”使える”ほうに進む道になると思うぞ。

もう一度言う。

Viewabilityの導入で、ネット広告は「もっとも見られる広告」になるのだよ。

この記事に関連する追加の記事があります。 『Viewability が普及するとネット広告の価値はどう変わるのか?についての短文』についての追記

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