これまでにもケータイから見ることのできる google ポータルはあったものの、公式には発表されていないものだった。しかし今回発表されたこれは、公式に google サイトにも掲載されているβサービス。
SMS: short messaging service を使って、googleあてにキーワードを送ると、SMSでケータイに答えが返ってくるという仕組みのようで、検索できるのは、ローカル情報( local business listing = 名前・電話番号・住所、辞書機能、商品価格比較機能)と”限定的”。
しかし、このローカルに”限定”されているところがポイントなのだと思う。
実際、ケータイは常に身に着けてはいるものの、その”身”が移動する範囲は日常生活の範囲なのだから、結局はローカル情報ほど頻繁に検索される可能性があるものはないのだ。
「商品価格比較機能」なんて結構便利なのでは?
日本ではモバイル版kakaku.comが提供してくれてる機能だが、たとえば秋葉原にいってどっちの店のほうが安い、とかいう使い方は非常に便利。
SMSで提供しているというのは、ブラウザフォンが相変わらずウケのよくないUSマーケットにはぴったり。
ようは、エッジなテクノロジーでなくとも、
・ユーザーの日常生活の中でポテンシャルのある情報行動を探し出し、
・ユーザーにとって新たな教育/リテラシーの負担をかけないテクノロジーを採用する
ということで充分なのである。
google にしても、検索システムはバックエンドに過ぎず、アウトプットは、ブラウザであってもメールであってもいいのである。
”機能”と”インターフェース”は常に「使い手」にとっての最適化/チューニングをされなければならない。