ある意味おそろしいカバーで登場した、E-girlsのRYDEENがそこかしこで話題です。
歌詞が中途半端な韓流風でイラって来そうなのを除けば、RYDEEN誕生以降の歴史はカバーだったりリミックスだったりの世界なので、これはこれでアリなんじゃないかなあ、と(※ちなみに本文とは全く関係ないですが韓国でNo1は誰がなんといおうと 이효리 です)
※ RYDEENの誕生秘話などについてはWikipediaをどうぞ。
ではちょっとそのRYDEENがどれだけ愛されてきた楽曲かを見ていきましょう。まずは「空手バカボン」によるカバーから。
「空手バカボン」はおーつきモヨコ(大槻ケンヂ)、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ハヤブサのユウ(内田雄一郎)によるプロジェクトで、インディーズの中でも特に人気の高い存在だった。彼らがカバーした歌詞付きのRYDEENが『来るべき世界』で、1988年にリリースされたこのユニットの代表作である。
ちなみに残念ながら版権などの関係で『来るべき世界』はこのアルバムに含まれていない。
歌詞付きカバーといえば、元セブンティーンクラブ(といっても懐かしむのは40歳以上。ちなみにおニャン子クラブに入る前の工藤静香含む3名のアイドルユニット)の森丘祥子がアルバム『夢で逢えたら』で歌ったRYDEENも(一部で)有名。なぜならピチカート・ファイヴの小西康陽が作詞だったので。
残念ながら YouTube では削除されたようで見つからず。
Logic Systemとは、「4人目のYMO」と呼ばれる一方で『電子戦隊デンジマン』の楽曲まで担当していた松武秀樹と入江純によるプロジェクトで、91年にリリースした『To・Gen・Kyo』の中に、RYDEENのLogic System版が収められている。オリジナルと比べ、アジアンテイストかつアンニュイな雰囲気漂うバージョンで、個人的にはRYDEENのカバーの中でもっとも秀逸なものの一つと思っている。
他にも amin wu による中国語バージョンや、
monobrightによる、Dick Dale & His Del Tones の"Misirlou"から〜の"RYDEEN"
などなど。
でも個人的にイチオシは、Senor CoconutのRYDEEN
高橋幸宏の鼻歌から坂本教授が作ったと言われるRYDEENですが、Senor Coconutバージョンは、細野晴臣/マーチン・デニーを彷彿とさせる名カバーではないかと思います。
あとこれも挙げておくべきでしょうね。YMOメンバー自身によるカバーとも言うべき、HASYMO名義のRydeen 79//07。
そしてこちら、オリジナルバージョンもどうぞ。シングル版のジャケットが強力すぎてたまりませんw
おっと、そういえばCMにも度々使われてましたので、そちらもおまけにどうぞ。
ほんとRYDEEN関係を拾うとキリがありません。カバーもREMIXもめちゃくちゃあるので、上記もごく一部です。
締めは、坂本教授の直系弟子 TOWA TEI のREMIXで〆ますか。