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メディアと広告とマーケティング、そしてサービスデザイン。

Bulletinは新しいソーシャルなコミュニケーションと広告のプラットフォームとなるのか?

「カカオゲーム」の日本参入で、意外とまだまだ目を離せない韓国系のSMS代替サービスからソーシャルなプラットフォームと化した「カカオトーク」。

最近サイトを見てなかったのでふらっと見てみると、あれ?なんだこれ?なんかLINEっぽくなってるぞ?笑

[caption id="attachment_2470" align="aligncenter" width="300"] カカオトーク http://www.kakao.co.jp[/caption]

 

と、それはさておき。

韓国でもモバイル、スマートフォン領域のソーシャルプラットフォームは熱いようで、カカオトークの柳の下のどぜうを狙うサービスがいくつかウォッチしてたものの、やはりカカオが強いなあーと思ってました。で、ここに来て、あれ?こんなものがあんのか、というのが出てきたのでご紹介を。

それがこちら「Bulletin」。

[caption id="attachment_2469" align="aligncenter" width="300"] Bulletin - http://bltn.it[/caption]

 

このサービスを提供しているのは、ABLARという企業で、CEOのJungseok Rohは以前、Tatter and Company というブログプラットフォーム企業を立ち上げ、Google Koreaに買収されたことのある経験の持ち主。

この Bulletin は、彼らのいう"22500 theory"に基づき、クチコミを発生させ、友人間で拡げるためのツールとして、Social Advertisement  Platform を名乗っている。

実際は、例えば会社の社長が社員に何かを伝えたい時や、大学が学生に一斉に情報を伝えたい時、あるいは自分が売りたい何かをみんな知らせたい、社員募集の掲示、など、ある情報を電話番号情報に基づくネットワーク内(このあたりはLINEなどと同じネットワークの作り方)で「掲示する」ためのサービスとして提供されている。

LINEやカカオトークなどと比べて、”掲示板”としての位置づけに特化している風にも思えるので、個人間コミュニケーションサービスとしてよりも、グループ内での情報掲示板として他サービスとの差別化を図っているように思う。

韓国の企業の場合、自国内での市場のサイズを鑑みて、日本や他のアジア圏を踏まえた展開を考えていることが多い。

このBulletinももしかすると日本に入ってくることもあるかもね。