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mediologic

メディアと広告とマーケティングと。

クラウドソーシングがステマをサポートする場になってはいけないですね。

まじめ 業界研究・業界ニュース 考える

 

これはダメでしょう・・・。

堂々と、Amazonのkindleで売られている電子書籍のレビューを書いてくれという依頼がランサーズにてあった模様です。

 

※上記画像の全体のキャプチャはこちら

作業内容の欄には、

【内容】 無料のキンドル電子書籍のカスタマーレビューをお願い致します。

【お仕事の詳細】 1.概要 以下のKindle電子書籍をダウンロードして頂き、カスタマーレビュー(20文字以上)をお願いします。 ○タイトル 丸わかりマイナンバー制度: マイナンバーの疑問を全て解決! [Kindle版] ○URL http://www.amazon.co.jp/gp/product/B016BJQ746 2.作業内容 パソコンやスマートフォン、Kindle端末から上記URLにアクセスして、レビューをお願い致します。★5つを選択して、以下を入力して送信してください。 ・見出し ・レビュー(20文字以上) ※注意 ・見出し/レビューには誹謗中傷に当たるようなコメントや書籍のイメージを損なうようなコメントを記載しないようにお願い致します。 3.成果の確認 レビュー後、カスタマレビューの「投稿内容」または「投稿者名」を作業内容のコメントにてご連絡ください。 カスタマーレビューの反映が確認出来次第、成果確定とさせて頂きます。

とあり、この週末に応募〜締め切りとなっていたようです。

ご丁寧にURLまで書いてあるのでそちらを覗いてみると、

151013-0010

このような感じで星5つのベタ褒めレビューが、ちょうど募集時期に集中して書かれています。このあたりがランサーズで募集されていたものでしょう。

ちなみに同版元の他の書籍名を使って、「ランサーズ + 書籍名」でGoogle検索をすると、他の書籍でも同様のことが行われていたことがわかります。

ネット広告業界では媒体各社が、提灯記事に関しての謝罪リリースを出したり、ステマ撲滅運動が展開され、一段落したように見えるのですが、Amazonでのランク上げを狙ったステマはまだこのように実施されているようです。

きっとAmazon向けでこのようなことが起きてるということは、ランキングが重視されるレストランガイド系サイトとかレシピ系サイトとか、あのあたりにも未だに起きてることでしょう。

上記したような、ネイティブ広告に端を発するネット広告業界でのステマ撲滅運動以前に、WOMJももっと昔からステマ撲滅運動は実施していますが、ネットビジネス業界はあいも変わらずのようです。

いや、むしろ以前は「ブロガーに書かせる」ということで、やたらとブロガーをネットワーク化したところが、なんらかの名目で金銭授受を行うことで提灯記事を書かせていましたが、現在ではクラウドソーシングサービスで内職的に(安価に)対応してくれる人とつながりやすくなったため、むしろ今のほうがよりこれらの「労働力」は確保しやすく、こういったステマ行為を請け負う企業ないしは実施する企業があるとしてもおかしくないでしょう。

さて、今回のkindle本に関してもたかだか400円もしない電子書籍です。たくさん売れても大した売上・利益にもならないことから考えると、きっとこの裏には、Amazonレビューの高評価によって検索結果でのランキングをあげ、他のビジネスに使おうをしてるのではないでしょうか?(※この先は悪用防ぐため書きませんが)

いずれにせよ、このようなステマ行為を防ぐためには、どこかが防波堤、蛇口、ゲートキーパーにならなくてはなりません。今回の場合は、クラウドソーシングサービスの事業者さんが、その役割を担わないと、仕事を発注する側としてはいろいろやらかしてしまうことでしょう。

きっと上記版元以外にも同様の手でレビュー依頼をしているところはたくさんあるのでしょうからね。なので、ビジネス倫理違反を犯しているのは各版元や販売事業者であるものの、それを止めるのはプラットフォーム提供者の仕事ではないかと思います。

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