Marissa Mayer、Googleの現状と未来を大いに語る―コンテキスト・ディスカバリーとは?.
巷では、Googleの対Facebook対抗とみられている「Google +1」に注目が集まってるようだが、僕はやはり同社は検索なので、その進化がやはり気になる。
Googleとは検索の会社である。
この言葉は至極当たり前のように聞こえるかもしれない。
しかし一方ですごく深く、可能性のある言葉。
検索が、「検索ボックスにキーワードを入れて、検索ボタンを押すこと」だなんて誰が決めたんだろう?
実は僕がGoogleにいるときに、こんな話があった。
あるエンジニアが、
「Googleは情報にできるだけ早く辿りつけるようにすることがミッション。だから検索ボックスにキーワードを入れるだけじゃなくって、今話題のトピックをトップページに掲出して、クリックするだけでその情報に到達するのでもいいんじゃないか」
僕はこうした意見に至極賛成で、人が何かを探しているとき、必ずしもキーワード入力からの解決策を得るだけでなくてもいいんじゃないか、と。
なので、上の記事でマリッサがいうような「プッシュの情報」というのも「検索1.0のその先」みたいなものであって、従来のプッシュ、からイメージされるような、お仕着せの一方的な情報ではない、コンテキストにそった情報が提示される、新たな検索なのだ、と思う。
やたらとsocial対応ばかり追求されるGoogleだが、きっと新しい「検索」にこそ、彼らの真骨頂はあるはずだ。
来年はこのあたりの萌芽がみられるんじゃないかと思っている。
進化に期待したい。